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*
優斗「 A 、どこか行きたいところある？」
『 うーん 』
久しぶりに腕を絡ませて歩いている気がする 。
『 あ 、会社の近くにチョコレート専門店があるの 』
開店して間もないけどネットでは評判が良いようで
いつ見ても行列が出来ていてまだ行けていなかったと
優斗に話すと行こうと言ってくれた 。
会社の近くまで着いた頃に
優斗は楽しそうな顔でそういえば 、と私を見て
優斗「 先週ダイエット中とか言ってなかった？』
『 ……… 』
気づいて欲しくないところに気づいてきた 。
面白かったのかアヒャっと笑う彼に対抗して
私は黙り込む 。
優斗「 ごめんごめん 、冗談だってば 」
拗ねたように顔を背けて歩く私の頬をつんつんと
腕を絡ませてない方の手で突いてくる 。
優斗「 Aちゃーん？」
普段 、ちゃん付けなんてしないくせに 。
そう思って絡ませていた腕をサッと解いて
優斗より何歩か前を歩いた 。
優斗「 あっ 」
『 ばーか 』
前を向いたまま一言だけお返ししてから
子供っぽかったかな？なんて考えて 。
優斗「 A 」
何歩か後ろで優斗の声が聞こえたのと
ほぼ同時だったと思う 、
大昇「 あ 、Aさーん！」
少し前に笑顔で私を呼ぶ後輩が見えたのは 。
『 岩崎くん … お疲れ 』
大昇「 お疲れ様です！」
『 今日 、外回りなの？』
大昇「 そうです 。午前の件終えてきたところです 」
駆け寄ってきては仕事の報告をしてくれる岩崎くんは
いつもの岩崎くんの香りを纏っている 。
疲れましたー ってへらりと笑うところは
まだまだ幼く見える 。
そんな岩崎くんの腕にはスーツのジャケット 、
手には鞄と半分以上減った水のペットボトルを
持っているから午前の件 、頑張ったんだろうなって 。
大昇「 … 彼氏さんですか？」
『 ん？ああ 、そうだよ 』
気づけば一歩後ろにいた優斗を見ていた岩崎くん 。
大昇「 挨拶が遅れました 、後輩の岩崎です 」
いつもお世話になっています！って 。
優斗「 ああ … 貴方が岩崎さんでしたか 」
優斗はゆっくりと瞬きをしては
冷たい目で岩崎くんを見た 。
*
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えとら(プロフ) - 最後まで読んで「タイトルにもそんな意味が！」と思わず拍手しました（笑）メールの返信タイトルぽかったから深い！初恋に執着していたゆうぴの粘り勝ち...面白かったです！ (2019年2月16日 12時) (
レス) id: 885f62da6a (このIDを非表示/違反報告)
高 橋 り な(プロフ) - 今まで見てきた中で一番面白かったです!! (2019年2月15日 20時) (レス) id: 0c9dbd34fa (このIDを非表示/違反報告)
あー - なんとなくわかっちゃったんですが、スリル満点で、すごく面白いです笑更新頑張ってください！ (2019年1月12日 2時) (レス) id: 5bbf37ae17 (このIDを非表示/違反報告)
まほ(プロフ) - 初めてコメントします！続きが気になって何回も読み返してます(笑)また更新されるのを楽しみに待っています！ (2019年1月5日 2時) (レス) id: 6e06a15030 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるるん
| 作成日時：2018年10月2日 8時
