同盟結成3 ページ6
武道「くぅ〜！美味かったです。Aさん、ご馳走様です。このご恩は必ず」
結局誘惑に負け
たらふく食った後
俺は食後のお茶をご馳走になっていた
A「いえいえ、お口に合ったようで良かった。気にしなくていいよ。だってこれは中学時代のお礼みたいなものだから」
武道「え？俺なんかしましたっけ？つーか、Aさん、今看護師なんすね！かっこいいですよ。俺なんて全然で…」
A「かっこよくなんてないよ。なんか中学時代いろいろあったじゃない。それで皆怪我したりする事が多くて…何も出来ないのが歯痒かったから」
お互いにやや自虐な発言をした後
気まずそうに苦笑いしていると
Aが気がついたように立ち上がった
A「あ！武道君、ごめんね。そろそろ私休憩が終わるから戻らないと。今日はありがとね。楽しかった」
武道「いえ！俺の方こそ」
A「その前に、これ」
Aさんから受け取ったのは
星の砂が入ったカメのキーホルダー
それは未来が変わる前の現代で
三ツ谷君から受け取ったキーホルダーと同じもので
何故これを手渡されたのか分からない俺は
首を傾げてAさんに問いかけた
武道「あの…なんでこれを俺に…？」
A「んー、なんでって言われると難しいんだけど…。あえて言うなら、何となく…かな。武道君に渡した方が良い気がした。それね、買った時願いが叶うお守りって言われたの。でも私の願いはまだ叶ってない…」
武道「じゃあ、Aさんが持ってないと！」
A「ううん。私、キーホルダーの存在を最近まで忘れてたの。振られたのがショックで仕舞い込んでた。なのに突然キーホルダーの存在を思い出して…。渡すなら今日じゃなきゃダメだって思ったの。きっと何か意味があるんだと思う。だから持って行って」
Aさんの力強い瞳に俺が力強く頷くと
挨拶もそこそこにAさんは慌ててカフェテリアを出て行った
ーーーーーーーーーーーー
患者のガーゼや包帯を交換したり
看護処置を慌ただしくこなしながら
無理やりキーホルダーを押し付けるような形になり
多少申し訳ない気持ちになる
結局武道君が中学時代に何をやろうとしていたのか
今更何が変わるというのかは分からない
だけど久々に再開した武道君が
私のよく知る武道君の様で
中学時代
「武道君なら何とかしてくれるんじゃないか」と
期待した気持ちが蘇ってきた
いつまでも引きずり続ける大好きだった彼のことを
吹っ切ることが出来るだろうか…
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くらら(プロフ) - 金成さん、りんごさん。お知らせありがとうございます。外したつもりになっていたようです。対応致しました。 (2023年2月28日 23時) (
レス) id: 1c45d362d0 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 他の方も言ってますが､オリ‘フラ立ってますよ！ルール違反になるので､外したほうがいいですよ！ (2023年2月28日 17時) (レス) id: 40f7098858 (このIDを非表示/違反報告)
金成(プロフ) - お/り/ふ/らたってますよ (2023年2月26日 21時) (レス) id: dca7301a32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらら | 作成日時：2023年2月25日 3時
