検索窓
今日:9 hit、昨日:31 hit、合計:39,109 hit

同盟結成2 ページ5

武道「そんな、危ないですよ!千冬も協力してくれるって言ってるし、大丈夫ですから!」

Aの提案にぽかんとしていた武道は慌てたように言った

A「千冬君がいるなら心強いかもしれないけど、仲間は多い方がいいと思うわよ?それに男じゃ警戒されるようなところでも女の私なら警戒されにくいと思うし」

武道「それは…」

A「危険なことはしない。あくまで私は後方支援だから、ね?」

言葉を濁し頭を抱える武道君には悪いが
私もここで引く訳には行かない

だって…
東卍の皆は誰もがみんな優しいから

そして千冬君も武道君も素直な良い子だ

そんな皆が相手にしているのは
自分の手を汚さずに人を害そうとするヤバい奴…

そんな奴を相手にするなら義理とか人情を
大事にする人間には務まらない

人を脅して貶めて
思い通りに事を運ぶ…そんなヤバい奴じゃないと

そう…
最近の私のように...

手を汚すなら…
私のような卑怯者で十分だ








ーーーーーーーーーーーーーーーー

結局Aさんの提案を断りきれなかった俺は
バルハラの総長が誰かを調べるために
現代に戻ってきていた

いつもながら無理難題をぶつける俺に
直人は無表情でため息をつく

2回目のドラケン君への面会で衝撃の事実を知り
知らないはずの記憶を思い出してから
俺がやらなきゃならない事は場地君を守って
稀咲の思惑を挫く事だと理解した

決意新たに過去に戻ろうとした時
Aさんから連絡が入り
俺は今…
大学病院のカフェテリアに座っている

A「お待たせ、武道君」

声をかけられ振り向くと
そこにはナース服を着たAさんが…

A「こんなとこまで来てもらっちゃってごめんね。私ここで看護師として働いてて」

武道「仕事中だったんすか!?なんか、すいません」

A「いいの!いいの!私が呼び出したんだから。どうしても『今日』武道君にあって渡したい物があったから」

そういったAに武道は首を傾げた

何かあっただろうか…?
中学以降疎遠で
たまたま再会しただけの自分に渡したいもの…
考えてみても検討がつかない

A「まぁ、とりあえずご飯食べない?ここのご飯美味しいの。社員割が効いて安いし、今日は私の奢りだから!なんでも頼んでいいよ」

武道「え、いや…でも…」

悪いと思いながらも
ぶっちゃけ金欠で最近まともなものを食べていなかった
タイムリープで身体も大分雑に扱っていた自覚もある

女性に奢ってもらうのは情けないけど…

同盟結成3→←同盟結成



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (58 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
282人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

くらら(プロフ) - 金成さん、りんごさん。お知らせありがとうございます。外したつもりになっていたようです。対応致しました。 (2023年2月28日 23時) (レス) id: 1c45d362d0 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 他の方も言ってますが、オリ‘フラ立ってますよ!ルール違反になるので、外したほうがいいですよ! (2023年2月28日 17時) (レス) id: 40f7098858 (このIDを非表示/違反報告)
金成(プロフ) - お/り/ふ/らたってますよ (2023年2月26日 21時) (レス) id: dca7301a32 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:くらら | 作成日時:2023年2月25日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。