つかの間の日常�� ページ18
三ツ谷に連れられて来たのは
古びたバイク屋で
そこにはカップルらしき男女がいた
隆「チース！先輩。ご無沙汰してます」
三ツ谷が笑顔で挨拶すれば
先輩らしき人も笑顔で手をあげる
先輩「おう！三ツ谷。その子がお前の彼女か？可愛いじゃねーか」
隆「あざーす。先輩の彼女さんも美人すね」
先輩彼女「ありがとー」
なぜここに連れてこられたのか
イマイチ状況を理解出来ていないAに
三ツ谷は説明してくれた
隆「今までバイク乗る時俺のメット使ってただろ？けど、やっぱバイク乗るのに今のままじゃマズいと思ってな。俺だけならともかく、Aは女の子だからなぁ。んで、先輩に相談したら新しいメット譲ってくれるっていうからさ」
先輩「何がいるか分からなかったからよ。いろいろ持ってきたぞ」
隆「すんません。助かります」
先輩が持ってきた物は意外と沢山あって
必要なものと必要ないものの分別を始める
隆「これ、なんすか？」
先輩「警棒とライダースーツ」
隆「いや、用途がわかんないです」
先輩「ばっか！警棒はともかく。お前、ライダースーツは浪漫だろうが！？ホントはやりたくねぇんだけどさぁ〜。俺の嫁にはちょっとサイズがな」
先輩彼女「ごめんね〜。この人の趣味で。でも、護身用に警棒は持っといたら？私の護身用グッズも分けてあげる。これが催涙スプレーで、これがスタンガン。それから煙幕に使うスモッグ缶！」
A「いや、戦争するつもりはないんで！？」
次々に押し付けられる危険物の数々に
腰が引けるA
ライダースーツについて熱く語る先輩に
三ツ谷も同じく押され気味だった
先輩「いやいや、ほら！見てみろって！良いだろ？」
だが三ツ谷が押されていたのは一時で
なかなか熱意が伝わらないことに痺れを切らした先輩が
ライダースーツをAに押し当てた瞬間
素早い動きでライダースーツをつかみ取り
そのままズンズンと先輩に詰め寄る
隆「悪ふざけが過ぎますよ、先輩？」
先輩「いや、冗談だって。怒んなよ。ちょっとした冗談だって？」
結局その後すぐ
いらないものまで置いて
先輩は彼女を連れ逃げるように去っていった
A「めちゃくちゃ良いヘルメット置いていってくれたね。なんか大袈裟な気もするけど」
残された品物を整理しながら
当初の目的だったヘルメットを手に取る
それはいわゆるフルフェイスのヘルメットだった
隆「そんな事ねぇよ。Aは女の子だかんなぁ〜。これくらいがちょうどいいんだよ」
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くらら(プロフ) - 金成さん、りんごさん。お知らせありがとうございます。外したつもりになっていたようです。対応致しました。 (2023年2月28日 23時) (
レス) id: 1c45d362d0 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 他の方も言ってますが､オリ‘フラ立ってますよ！ルール違反になるので､外したほうがいいですよ！ (2023年2月28日 17時) (レス) id: 40f7098858 (このIDを非表示/違反報告)
金成(プロフ) - お/り/ふ/らたってますよ (2023年2月26日 21時) (レス) id: dca7301a32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらら | 作成日時：2023年2月25日 3時
