空から絵描きが降ってきた【th】 (ページ21)

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ご帰宅早々に一度部屋の外へ出ていった2人

というより半分彼が引っ張られてたけど

少し経ってから、明るい方の彼は少し困ったような笑顔で、主の方の彼はにやにやしながら戻ってきた

『お〜いまもどりましたぁ』

主の彼に誘導されるように3人で食卓につく

『ヒョンこのハンバーグ僕と半分こしましょう！』

『お〜僕も食べていいの？』

何言ってるかわかんないけどとりあえずうなずいとく

にこやかに冷めたハンバーグをつつきはじめる二人

その綺麗な横顔を見ながら私もハンバーグを食べ始めた

いやほんとだよ顔がいい

イケメンの友達はイケメンなんだ

『ん〜おいしい！』

「……よかったです、お口にあって」

彼ら二人はご飯を食べながら流暢な日本語で私に色々話しかけてくれた。気を使ってくれてるのかなって思っちゃう

ようやくお互いの名前も知った

主の彼はテヒョンさん、明るい方の彼はホソクさんっていうみたい

名前を聞いたあとホソクさんが
"や〜Aさんほんとにぼくらのことしらないんですねー"みたいなこと言ってたけどやっぱり有名人なのかな？二人とも

…こんな部屋住んでるくらいだもんね

でも申し訳ないけど韓国のことよくわからないし

だから今やばい状況なわけで

………いや、結局どんなに韓国語が話せても詳しくてもパスポートがないならどうしようもないことに変わりない

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