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A side
遅い。遅すぎる。
めめは今日も仕事で、俺も別の仕事があって。
彼が帰ってきたら、今日こそちゃんと話し合おう、そう思っていたのだけれど。
いつもなら帰ってくるであろう時間をとっくに過ぎている。
彼に何かあったのだろうか。
最近の彼の様子から嫌な予感が頭を過ぎる。
数日前から、めめとは別々の部屋で寝る事になった。彼は夜遅いから、阿部ちゃん起こしたら嫌だと言っていたけれど、多分理由は他にある。
一瞬俺の事が嫌いになったのかとも思ったけれど、ちゃんとスキンシップはしてくれるし、毎日愛を伝えてくれるからそれは無い。
最近の彼は、顔色は悪いし、頰が痩けて、目の下の隈も濃くなって。
それでも、大丈夫って言い続けてていて。
でも、もし道で倒れていたら？
もし、怪我をしていたら？
そんな事を考えたら、居ても立っても居られなくて。
彼を探しに飛び出した。
そうしてたどり着いた、彼が仕事をしていたであろう場所。
敵の組織の組員が倒れている所から少し離れた場所に、彼は倒れていた。
慌てて駆け寄って、必死に名前を呼んでも、彼はぐったりとしたまま動かなくて。
最悪な考えが頭を過ぎって、パニックになった俺はふっかに助けを求めてた。
其れからはよく覚えていなくて、気づいたらふっかの病院で、処置室の前の椅子に座ってた。
震える手を押さえ付けて、柄にもなく祈った。
お願いだから。彼が無事に帰ってきますように。と
それからどれくらい経ったのか
処置室からふっかが出てきて、めめがストレッチャーに乗せられて、病室へ運ばれていった。
ふっかの顔を見て色々な思いが込み上げてきて、気づけば泣いていた。
ふっかは珍しく優しくて、俺が泣き止むまで抱きしめてくれていた。
そうして、少し落ち着いた俺に説明された事。
「あいつ、睡眠不足と栄養失調だな。多分相当キテたんだと思う。普通なら過労死レベルだぞあれ。」
その言葉を聞いて、酷く後悔する。
何で、もっと話し合わなかったんだろう、
無理矢理にでも休ませればよかった、と。
病室で眠る彼を見てまた泣きそうになる。
顔色は白くて、
目の下の隈とのコントラストが痛々しくて、
頬骨が見えてしまう程痩せてしまっていて。
「ごめん、めめ、ほんとにごめん、ごめんなさい」
彼のひんやりとした手を握って、そう謝る事しか出来なかった。
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優(プロフ) - ??o??i .さん» ありがとうございます！めっちゃ嬉しいです！朱�遒気鵑両�説もめちゃくちゃ好きなので、コメント頂けて嬉しいです！ (2021年1月4日 20時) (
レス) id: a7e52b77bc (このIDを非表示/違反報告)
??o??i .(プロフ) - 突然コメントすみません…！朱�遒任后�コメントから来ました！この作品の雰囲気、私の好みで一気に読み進めちゃいました…！笑これからも応援してます！ (2021年1月4日 18時) (レス) id: 48c6179bad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆ | 作成日時：2020年12月1日 13時
