ﾘｸ「Ｓ主とデレジャック」 ページ10
夜、冷え込んできた室内をランプ一つで見回る1人の影。
『はぁ………さっむ。』
最近、船内で夢遊病または窃盗のために夜な夜な立ち歩く馬鹿……もとより船員がいるので、その防止として見回りが設けられたのだ。
「…。」
『ｯｯ…誰?!!』
なにかの気配を感じ、腰の剣に手をかけて振り返る。
と、そこに居たのは────
「よぉ、A。今夜は寒いな。ﾋｯｸ…ｳｩ」
『ジャック…この匂い…あんた飲んでる?』
上の方から、あの馬鹿…、と声が聞こえる。
「オれは飲んでないぞぉぉ〜〜ﾋｯｸ…ｳｩ。」
『OK、弁解は明日聞くわ────あんたもね、バルボッサ。』
上に向かって少し声を張り上げると、微かにしていた足音が止まる。
「ｳｩ…A〜♪お前はいい女だなぁ本当に結構真面目に愛してる。」
『はいはい、酔っ払いの言葉は本当に信用出来ないからさっさと部屋に戻って1人で寝て。』
肩に手を回してくるジャックの手を避ける
「いーや、今日は一人じゃ寝ないぞ!!」
『わかった、バルボッサを連れてくる。』
そんな彼の喚きを聞き、
Aがそれに答えた瞬間に上の部屋から鍵がかけられる音が聞こえた。
『…逃げたか…。』
酔わせた責任を負わせるのはまた明日ってことで、ね。
「A〜〜一緒に寝ようぜぇ。」
またもベッタリとくっつくジャックを突き放す
『本当にやめてもらえる?私はアンタに興味はこれっぽちも1mmもないから。』
「照れるなよ、そんじゃ0.1mmはあるってことだろ?」
『酔っ払うと馬鹿は頭が良くなるのね。いいからさっさと部屋に戻れっての!!』
「じゃあキスしてくれ〜」
『本気で斬られたいわけね。』
「嘘じゃないさ、
───キスしてくれたら部屋に戻ってやる。」
『………目瞑るか潰されるか選んで。』
そう言うとニンマリとして目を瞑るジャック。
そしてﾁｭっとキスをする。
「…おい、なんでほっぺなんだ?」
『誰も口とは言わなかったでしょ。はい寝て
私は口を今すぐに洗いたいから。』
「……本当に良い女だ。」
そう言ってニヤリと笑うジャックを睨みつけるとフラフラと自室へと戻っていったのだった。
Aの耳が赤かったのはここだけの秘密
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(お茶・・)ψ(プロフ) - 雪菜さん» 修正しました！ (11月11日 21時) (
レス) @page27 id: 50df67fa86 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - すみません、リク『全てあなたのもの』ガプセン見れないみたいなのですが、私の方がおかしかったりするのでしょうか？ (10月15日 23時) (レス) id: 5e33687809 (このIDを非表示/違反報告)
(お茶・・)ψ(プロフ) - ルークさん» 了解ですれ (2019年3月22日 20時) (レス) id: a532ab1672 (このIDを非表示/違反報告)
(お茶・・)ψ(プロフ) - まるごと林檎。さん» うわ、すみません！いまみました！！了解でし！ (2019年3月22日 20時) (レス) id: a532ab1672 (このIDを非表示/違反報告)
ルーク - 無痛症の夢主に対してみんながどんなふうに対処？というかケガしないようにするかを見たいです！ (2019年3月22日 17時) (レス) id: 73881cdf76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(お茶・・)ψ | 作成日時：2017年7月19日 17時
