リク『デレ期からのツン�◆擔� ページ26
ぷいっとそっぽを向いたっきり、こちらを向かないジャック。
『ジャック…』
「…早くバルボッサんとこでも行けよ。」
『ごめん。それは言いすぎたから。』
「……」
『ジャック……?』
未だぷいーーっと私と反対方向を見ているジャック。
バルボッサの名前を出したのは間違えだった…
バルボッサは私と会う度に言い寄ってくるのでジャックが敵対心を燃やしているからだ。
まぁもともと仲悪いんだけどね。
『はぁ……ごめん。とりあえず出直すわ。』
ここまで怒らせたのならしばらく距離を置いた方がいいかもしれない。
そう思ってクルリと回れ右をして出口へ向かう。
と、
「俺はまだ退出許可を出してないぞ。」
その言葉が耳に届いた時には私はジャックの腕の中にすっぽり収まっていた。
突然抱きつかれ驚いて距離を取ろうとしたが、ガッチリ抱きつかれていてビクともしなかった
「俺はまだ許してないし退出許可も出してない。」
つまりお前はこの部屋から出れない。
そう言ったジャックの声はどこか妖しげで、背中に悪寒が走った。
『ちょっと1回離しt────』
「俺の前で他の男の話をするなんて、お仕置きが必要だと思わないか?」
その言葉に怖くなって、腕を振り切ろうと力を込めてジャックを押した、
その押した力を利用され今度は向き合うように抱き合う形になった。
彼の胸板が目の前にある。
ドクンｯｯと脈打った。
ふと、見上げるとそこには余裕な笑みのジャックの顔があった。
その顔はいつものヘラヘラした顔じゃなくて…
――――――――――
『ちょっと、やめてよ！離して。』
「いいだろ、べつにぃ」
「おいおいおい、何してんだ?!」
『！ジャッ────』
「俺の女に手を出してもらっちゃ困るな。」
『ｯ?!』
「ｯｯんだと?!」
「それとも、、、、」
ガチャｯ(銃を構える)
「ｯｯ」
「…お分かり?」
「ちｯｯ…!!」
――――――――――
『ジャック…その、ありがとう』
「ん?…あぁ、まぁ気にすんな。お前は狙われやすいもんな。」
『…弱そうだもんね…気をつけます。』
「え、いやそういう意味じゃなくて…」
『?』
「あー、、もう……!」
――――――――――
「俺はお前が好きなんだ…おわかり?」
そう言ってあの時と同じように、彼は私に口付けた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 118人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
(お茶・・)ψ(プロフ) - 雪菜さん» 修正しました！ (11月11日 21時) (
レス) @page27 id: 50df67fa86 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - すみません、リク『全てあなたのもの』ガプセン見れないみたいなのですが、私の方がおかしかったりするのでしょうか？ (10月15日 23時) (レス) id: 5e33687809 (このIDを非表示/違反報告)
(お茶・・)ψ(プロフ) - ルークさん» 了解ですれ (2019年3月22日 20時) (レス) id: a532ab1672 (このIDを非表示/違反報告)
(お茶・・)ψ(プロフ) - まるごと林檎。さん» うわ、すみません！いまみました！！了解でし！ (2019年3月22日 20時) (レス) id: a532ab1672 (このIDを非表示/違反報告)
ルーク - 無痛症の夢主に対してみんながどんなふうに対処？というかケガしないようにするかを見たいです！ (2019年3月22日 17時) (レス) id: 73881cdf76 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：(お茶・・)ψ | 作成日時：2017年7月19日 17時
