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コツコツとAの靴が鳴る。




歩き方が綺麗で、スっと伸びた背筋に袴がよく似合っていた。




『…嫌でしたか?』




唐突にそんな事を聞くA。




何が、と聞くと




『あ、いや…私みたいな女と商店街なんて嫌かな、と思いまして…』




私みたいな女、か…




俺は商店街に並ぶ店の窓に映った2人の姿を見る。




綺麗な女と傷だらけの男。




まるで誘拐に見えなくも無くて。




男女2人で大丈夫か、なんて心配した自分が馬鹿らしくなってくる。




実「嫌ならすぐ断ってるわァ」




すると、ぱっと顔を輝かせて




『なら良かったです!私達、お友達なのにあのお店でお話するだけだったから、一緒にお出かけしてみたくて…』




お友達、ねぇ。




なぜあの時頷いてしまったのか。




そんな事をぼんやりと考えていると、目的地に着いた。




手紙を渡し、来た道を戻る。




こいつの家はどこにあるのだろう。




実「お前ん家どこだァ」




『ここを真っ直ぐ行った先です。…あ!方向が違うなら全然置いて行ってもらって結構ですよ?』




この先を曲がれば自分の家はすぐそこなのだが、俺は商店街を出るまではこいつと一緒にいる責任がある。




実「こんなとこに置いて行けるかァ」




『こんなとこって…本当に大丈夫ですよ。』



でも、と続ける



『確かに商店街にしては店も人も少ないですね…姉が1人で近づくなと言っていた理由が少し分かりました。』



こいつ姉妹なんて居たのか。



実「…姉?」



『あ、血は繋がって無いんですよ?けど、一緒に住んでいて、とっても良くして下さって、本当の姉のように思っているんです。』



実「なら尚更置いて行ったらダメだろォ…」



そんな姉に1人で近づくなと言われているのに。



それに、ここはまだマシな方で、ここの反対側はもっとダメだ。店も人も悪すぎる。



『でも、迷惑じゃないですか…?』



確かに遠回りになるし、置いて行っても自分が困るわけじゃない。



それなのに放ってけないのは多分、“お友達”という奴だからだろう。



俺は自分をそう納得させた。



実「さっきも言ったろォ。迷惑ならとっくに断ってる。」






ぽつ、と頬に冷たい感覚。



『…雨?』



Aがそう呟いた。



ばっと上をみると、勢い良く降ってくる。



俺は咄嗟にAに自分の羽織を被せた。

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設定キーワード:鬼滅の刃 , 不死川実弥   
作品ジャンル:アニメ
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yurirol0305(プロフ) - なしなつさん» 私も実弥さん最推しです!! (10月31日 20時) (レス) id: 9e39a449bb (このIDを非表示/違反報告)
なしなつ - ハァァァァ尊い…!!不死川好きだわぁ… (10月31日 20時) (レス) id: 737edd5ad9 (このIDを非表示/違反報告)
yurirol0305(プロフ) - 月さん» ありがとうございます!好きだと言っていただけて、嬉しいです! (10月24日 0時) (レス) id: 9e39a449bb (このIDを非表示/違反報告)
- この作品が好きです。頑張ってください! (10月23日 22時) (レス) id: 72108a1f6d (このIDを非表示/違反報告)
yurirol0305(プロフ) - ミリアさん» はい!実はこの作品、少し伏線を散りばめているんです!後後明らかにして行きますが…実弥さんもまだ隠し事いっぱいですしね…もっと2人の距離を近づけていく予定です! (10月18日 23時) (レス) id: 9e39a449bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yurirol0305 | 作成日時:2019年9月29日 23時

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