糖分6% ページ6
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Aに出会った日から1ヶ月。
俺達の関係はたまたま店で出会った奴、から顔見知り、程度には昇格していた。
今日も隣に座る。
相変わらず多いとは言い難いが、それなりに会話もして。
Aが話しかけて来て、それに俺が応える。
その繰り返し。
店主が厨房から出てくる。
店主「2人とも、今日暇?」
今日…別に任務もねぇしな。
Aも今日は用事が無いらしく、2人で頷く。
店主「ほんなら、どっちかでええんやけど、仕事頼まれてくれへん?」
『仕事…ですか。』
店主「それがな、今日中に届けなあかん手紙があるんやけど、急な用事が入って届けに行けへんのや。届けてくれへんかなぁと思ってなぁ。」
珍しく、弱ったように肩を下げる。
『それなら私に行かせてください!』
店主「ほんまか!?…いや、でもなぁ。」
頼んでおいて歯切れが悪そうな店主。
聞くと、その届け先がここの近くの商店街らしい。
それを聞いてなるほど、と納得する。
商店街、なんて言いながら、お世辞にも治安が良いとは言えない場所だ。
少なくとも、女が1人で行く所では無い。
店主「ほんなら実弥、一緒に言ってくれへん?」
どうせ暇だし、店主には世話になってるし。
行く分には良いのだが、Aは大丈夫なんだろうか。
年頃の女が男と2人で商店街に行くと言うのはどうなんだろう。
好きなやつでも居たら尚更嫌なはず。
別に俺1人で行けばいいんじゃないのか。
実「別にいいけどよォ…」
Aを見る。
しかし、Aの反応は思っていたものとは違った。
『本当ですか!?…嬉しいです。』
そう言って、笑顔になるA。
店主「ほな決まりやな!ごめんやけど、今からお願いするわ。」
店主に見送られ、俺達は商店街に向かった。
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ロロ天Runa - ヤバッ、、、!最高ですね、はい、更新がんばってくださいね!!応援してます!! (2021年3月8日 20時) (レス) id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
yurirol0305(プロフ) - なしなつさん» 私も実弥さん最推しです!! (2019年10月31日 20時) (レス) id: 9e39a449bb (このIDを非表示/違反報告)
なしなつ - ハァァァァ尊い…!!不死川好きだわぁ… (2019年10月31日 20時) (レス) id: 737edd5ad9 (このIDを非表示/違反報告)
yurirol0305(プロフ) - 月さん» ありがとうございます!好きだと言っていただけて、嬉しいです! (2019年10月24日 0時) (レス) id: 9e39a449bb (このIDを非表示/違反報告)
月 - この作品が好きです。頑張ってください! (2019年10月23日 22時) (レス) id: 72108a1f6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yurirol0305 | 作成日時:2019年9月29日 23時