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久々の、長期任務が入った。



今日は家に一時帰宅。



別にする事もないので、鍛錬をする。



刀を振る。



しばらくして、少し休憩に入った。



Aにはしばらく会っていない。



最近は毎日会うのが当たり前になっていたから、会わない日が続くと、何か足りない気分になってしまう。



任務中も、Aの事ばかり考えていた。



ずっと、会いたかった。



最近は夜まで待つのも待ち遠しいのに、何日も会えないとなると、なかなかにキツい。



俺は、最初こそ持つはずが無いと思っていた感情(好きになる事)が、自分の中で確かなものになっている事に気づき始めていた。



会えなくなってから気づく、とはよく言ったものだ。



俺は頭を振って、鍛錬を再開した。









好きになんてなるな。



アイツは、綺麗で優しくて上品で。



それに対して自分はどうだ。



刀を振る腕を見る。



傷だらけの体。何度も戦ってきた体だ。



目つきも悪いし、口調も悪い。



自分なんかがAに釣り合うわけが無いだろう。



好きになんか、なってはいけないんだ。





そう思うのに、刀を振る度、




会いたい。という気持ちが募っていく。




これ以上は鍛錬に集中できないと思い、刀を下ろした。



すると、誰かが自分の家に近づいてくる気配を感じた。



咄嗟に耳をそばだてる。



すると、自分が会いたくてたまらなかった人の声が聞こえた。



『べ、別にこれは… お菓子を作ったらたまたま、たまたま… 別に不死川さんに会いたいから、わざわざ作ったとかではなくて…』



別に俺は宇髄のように耳がいい訳じゃないが、すぐにAの声だと分かった。



こんな綺麗な声、A以外に無い。



そして、その内容。



微かに聞き取れた内容は、自惚れるには十分過ぎる内容だった。



らしくもなく、顔がほてる。



『やっぱり気持ち悪いかな…』



そんな訳が無いだろう。



庭の門を叩くA。出ようとするが、今自分の顔が真っ赤であることに気づく。



俺は全集中の呼吸を意識して、深呼吸をした。



そして、何事も無かったかのように出る。



久しぶりに会ったAは相変わらず綺麗だった。



そして、俺に箱を押し付けて帰って行った。



嫌なら捨てて、なんて、捨てられるわけがないだろう。



せっかく全集中の呼吸で落ち着いたのに、また俺の顔は熱を帯びる。









実「くっそォ…」

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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥   
作品ジャンル:アニメ
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ロロ天Runa - ヤバッ、、、!最高ですね、はい、更新がんばってくださいね!!応援してます!! (2021年3月8日 20時) (レス) id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
yurirol0305(プロフ) - なしなつさん» 私も実弥さん最推しです!! (2019年10月31日 20時) (レス) id: 9e39a449bb (このIDを非表示/違反報告)
なしなつ - ハァァァァ尊い…!!不死川好きだわぁ… (2019年10月31日 20時) (レス) id: 737edd5ad9 (このIDを非表示/違反報告)
yurirol0305(プロフ) - 月さん» ありがとうございます!好きだと言っていただけて、嬉しいです! (2019年10月24日 0時) (レス) id: 9e39a449bb (このIDを非表示/違反報告)
- この作品が好きです。頑張ってください! (2019年10月23日 22時) (レス) id: 72108a1f6d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yurirol0305 | 作成日時:2019年9月29日 23時

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