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第25話プレゼントその四 ページ27

「Aちゃん、これ出来たからお願いね」

厨房から出来上がった料理を運んで接客する。

もちもん、その中には留三郎達の分も含まれているので再び顔を出さなければいけない。


「ご主人さま、お料理出来ました!お召し上がりくださいっ」

無理やり笑顔を作る。もうやけくそだ。

しかしひくひく笑顔は若干引きつっているが。

おおおーと六人は感嘆する。

「メイド喫茶だからそんなに期待してなかったが…」

「普通に美味しそうだね」

皆手に食器を持って食べようとした時、仙蔵は何かを思いだした。

「そういえば…何かおまじないをかけてくれるのではなかったか?」

ぐっとAは深くダメージを負った。

(皆言わないからやらずに済むと思ったのに…!!!)

何という、羞恥プレイだ、そもそもお前らは見ても何の得ないだろうがああと叫びたくなる。

ホントに謎だ、メリットないじゃん。

やれやれと、輩がうるさいのでこのまま他のお客さんに迷惑がかかったらダメだと思い、覚悟を決めた。

「ラブラブキュンキュン!!お、おいしくなーーれ!!!」

手でハートマークを作り、なれないウインクをすると一気に場が静かになった。

(だから、嫌だったのにーーーーー!!)


「まあ、何だ…、他のお客さんには受けるんじゃないか?」

「そ、そうだね、何かごめん」

「大丈夫だって他のメイドさんにやってもらえば済むことだしな!!」

「人には向き不向きがあるからな…気にしなくていいぞ」

「合っていない事を無理やりしなくていいからな……」

痛い。

いや、誰も喜ばないのなんて重々承知だっつの、これ以上傷を広げないで…。

すると、留三郎が口を開いた。

「お、俺は結構か、可愛いと思ったぜ…」

少し照れるのか目を反らす。

「あ、ありがとう」

(お世辞だな…気を使ってくれてるのか…)

そんな留三郎とAを5人は微笑ましく見守った。

(これでいくらか進展するか?)

(いやー無理でしょ、Aちゃんお世辞だと思ってるみたいだし

 こんなんで進展してたらもう付き合ってるって)

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竹林寺(プロフ) - メクルクルさん» いえいえ!こんなに面白い作品にコメントしないほうがおかしいですよ!!更新楽しみにしてます! (2019年9月15日 9時) (レス) id: e33c68ca3b (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 面白いです! (2019年8月21日 18時) (レス) id: 783e5088c8 (このIDを非表示/違反報告)
メクルクル(プロフ) - 竹林寺さん» 竹林寺さんコメントありがとうございます!!!めったにコメント来ることがないのでとてもうれしいです( ;∀;) (2019年8月10日 0時) (レス) id: 77734c536d (このIDを非表示/違反報告)
竹林寺 - 最高です(鼻血) (2019年8月10日 0時) (レス) id: e33c68ca3b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:メクルクル | 作成日時:2019年4月19日 3時

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