双子の片割れ【あんスタ】【瀬名泉】

パフェ23個目は司とはんぶんこ ページ27

その後、泉先輩に連れられ
スタジオに戻るとさっきまで騒がしかったのが
嘘のように静かになっていた


そのおかけで私は本領発揮
撮影は無事に最後まで終わらせることができた

カメラマンさんからは絶賛
それはモデルにとって誇り

カメラマンさんを含んだスタッフ全員に
挨拶をして、スタジオを出ようとしたとき


パシッ____と誰かが腕を掴んだ。



「天川さん…いいえ、朱桜 Aさん
　お疲れのところ申し訳ありません。
　少しだけお時間いただけないでしょうか。」



その口ぶりからして"天川"としての私ではなく
"朱桜"としての私に用があるらしい



「おぉ！スオー！
　抜け駆けはずるいぞ！！
　俺達も行くよな！」



と月永さん。



『いいですよ。
　私もお話したいと思っていました。
　着替えて、ここの建物前でも？』

「ええ、よろしくお願いします

　Knightsの先輩方
　いないほうがよろしいですか？」

『いても大丈夫ですよ
　嵐ちゃんとかいたほうが
　私も気が楽ですから』



すると、朱桜さんは腕を離し
私は着替えに更衣室へと向かった


〜〜
司side


『よかったっ……』



Aさんが出ていってから
その場にしゃがみこんでしまいました

すると、すぐさまLeaderが上に乗っかってきた



「わはは☆
　スオーそんな緊張したのか？」

『重いです！Leader！！』



あんたのほうが重いわという
謎の言葉とともにLeaderをどかしてくれた瀬名先輩



「それで？俺達言ってもいいわけ？」

『はい、Aさんに了承取りましたので』

「えーっと、つまり
　スーちゃんとAって子は兄妹なの？」

『ええ、訳ありですが』



と、弱々しく笑いながら答えると



「さっさと着替えるよぉ
　まぁ、かさくん、頑張りなよねぇ」

「お兄ちゃんたちが見守ってあげるからねぇ♪」

「スオーはもっと堂々としてなきゃな！」

「何があっても
　受け入れるからね、安心しなさい♪」



そう言って頭をなでてくれる先輩方

私は本当にいい先輩たちに囲まれて
幸せモノです。

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