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幾日か過ぎた頃です。
風呂掃除をしていてインターホンが鳴ったのに気づいていませんでした。
遠くから言い合う声が聞こえますね。気のせいでしょう。
貴方が目の前の汚れを落とすことに集中し直していると。
＿＿ ドガン…ッ！！
家全体が揺れるような音です。
衝撃でもありました。
気のせい処ではないですね。
音源の元となった場所…玄関へ向かいましょう。
否、廊下で思わず立ち尽くしてしまいます。
何せあの中也君が廊下の突き当たりでヨロヨロと立ち上がっているではありませんか。
少し亀裂が入った壁が見えましたが見なかったことに。
｢太宰さん違うんですこれは僕が貴方々の殺気に対する反射神経で｣
｢君に名前を教えた覚え無いんだけど。
後1歩でも足を踏み入れたらその足を潰される覚悟してね。｣
一方反対側の玄関では禍々しい殺気なのか元からの険悪な目付きからなのか…踏み入れたくない雰囲気の禍犬君と太宰君が居ますね。
此方に気づいた太宰君の目が濁っております。口許は笑ってるのに目元だけは全然笑っていません。
｢あっA。また不審者来たから応対している所なんだよ。こんな奴に中也が早速吹き飛ばされた。処罰どうする？｣
｢Aさん僕は貴方に言伝を頼まれて参った所で｣
｢君は黙って。｣
もはや助けを乞うような目です禍犬君。
助け船は貴方しか居ません。
『太宰君は後ろに下がってなさい。』
｢でもA＿＿…判った。｣
貴方の声に太宰君は渋々貴方の後ろへ下がりました。ですが中也君共に禍犬君を仕留める気満々です。
手短に終わらせましょうか。
『芥川君、言伝は誰？』
｢首領からです。
”君の相手が見つかったら教えて”と。｣
｢｢は？/あ？｣｣
重なる低音と刺さる視線が怖いです。
禍犬君も云いたくはなかったという顔をしています。
貴方は首領の遊びだ。と気づき思わず天を仰ぎます。
双黒が来客に警戒していることを好都合に禍犬君を向かわせたのでしょう。
反応を伺うのが趣味でしょうか。
｢俺を吹き飛ばしておいてその口はねぇよなァ？｣
｢僕は首領の言伝を任されただけです。不満は首領に＿＿｣
｢Aの相手なんて要らない。
森さんに覚えておいてと云っておいて。｣
『太宰君離れて苦し』
もう二度と此処へ来ないと芥川君は誓ったでしょう。
死んだ魚の目をしていました。
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聖良(プロフ) - 初コメ失礼します。この作品とても好きです。更新頑張ってください。ずっと応援しています。 (2023年1月15日 11時) (
レス) @page47 id: 6b3156758f (このIDを非表示/違反報告)
白氷(プロフ) - 三斗(トリップ願望者)さん» ゆっくり更新ですが、気長に待ってくださると嬉しいです…！ｼｮﾀは永遠です。これからも【双黒の育て方】をよろしくお願い致します！ (2022年8月15日 21時) (レス) id: 390407dfce (このIDを非表示/違反報告)
白氷(プロフ) - まるさん» お久しぶりです。なかなか更新できる時間が少なく、更新を滞っていました……全部見直してくれるだなんて本当に嬉しいです。更新気長に待って下さい…！ (2022年8月15日 21時) (レス) @page45 id: 390407dfce (このIDを非表示/違反報告)
三斗(トリップ願望者) - また更新してほしいです。推しのショタって神ですよね(´∀｀*)ｳﾌﾌ (2022年7月30日 1時) (レス) @page43 id: 50d700a5ed (このIDを非表示/違反報告)
まる - お久しぶりです！最近はなかなか更新の連絡がないので少し心配でした(-_-;) いま、全部見直してきた所なんですが、やっぱり神ですね。死ぬほど神です。更新永遠に待ってます (2022年7月4日 23時) (レス) @page43 id: 5775e80e82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白氷 | 作成日時：2021年10月23日 17時
