【文スト】双黒の育て方。

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異能は丁重に扱うことにしましょうか。





問題はまだあります。

急遽第一回入れ替わり対策会議を行います。









『……手洗いどうすんだよ。』


｢……｣


｢……｣






その通りです。
貴方は異性である中也君。
中也君は異性である貴方。







……我慢という方法を試してみなさい、

もっと悲惨な結果になりますよね。








｢…お互いに手洗いするとき手伝うとか？｣



『手前の手で俺の身体に触るとか…』


｢する間は目を瞑っとけば問題ないんじゃ＿＿｣








話し合いの結果、

手洗いはする側が目を瞑り、

自分の身体は本人が始末するということに。





まだ重要な事があります。







｢問題はまた風呂だよ……。｣


『あ”ぁ…。』







肝心の風呂です。

服一枚着ない一時です。





絶対的に体に触れます。

見えます。




貴方の考えでは未成年に対しての犯罪に繋がりますよね。








中也君は別に貴方の身体をよくば……なんていう危険な思考が生まれ、頬をビンタし自己規制をかけます。




……彼なりに頑張ってますね。






ずっと黙っていた太宰君が言葉を紡ぎました。













｢致し方ない。｣












.




.










＿＿＿＿｢ほぉら、観念しなよ。｣




ニヤリと嗤っている包帯君から逃げていた貴方。既に脱衣場です。
鍵は閉められ、逃げ道はありません。






ジリジリ……と距離を詰められます。どうしても今の身体では彼の方が大きくて見上げる形になります。






遂に壁についてしまった、背中。
掴まれる手首。








｢うふふっ、中也の顔が本当女の子だよ。

こんな中也見るのは複雑だけど苛めがいがあるねぇ…。｣








＿＿『手前マジ殺すからなァ…！！』





｢気づかず噺を承諾した君達が悪い。｣







扉の向こうから怒鳴る貴方の声。
中也君はもうご立腹です。









｢風呂の時は私が中也の身体を洗い流せばいい事さ。

君も触らず、見なくて済むんだから別に悪い噺ではないよね？｣







この一言でこうなるとは数時間前の貴方に警告すれば良かったんです。





例え中也君の身体であっても、


されるがままに洗われるだなんて人生初ですから、怖くて恥ずかしくて堪りません。









｢はァい、目を隠すよー｣









包帯で塞がれる視界。


愉しそうに鼻歌をする太宰君の手が服に触れました。









｢うふふふ、此れから楽しみだねェ？｣






貴方終了のお知らせです。

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