【ヒロアカ】顔が見えない神社の子

21話 ページ23

20分くらいだろうか軽い雑談をしながら空を飛ばされていると、ホークスが私に話しかけた




「はい、着きましたよ！」




『わっ、、、』



急に下ろされ、ふらっとしていると、右手を支えてくれた



そのおかげでなんとか尻餅を付かずに済んだ



周りを見ると、目の前には警察署があり、外に数人の警察が待機していた



「それじゃあ！あとはよろしくお願いします！」



そう言うとそのヒーローは空にあっという間に旅だった



『あ、あの！！！』



私は空に向かって大きく叫んだ



相手は聞こえているのか、高度を維持して、私の方をニッコリとした表情で見ていた



『助けてくれて、ありがとうございます！』



私はそう叫ぶと、ヒーローはニカッと笑いながら手を振ると、後ろを向いて空にさらに上空に飛び立った



私は警察署のなかで事情聴取を受けた



ーーー

祭りで私が誘拐された場所や、犯人の特徴、人数



ほとんど、"ホークス"という、先程のヒーローが捕まえた男性と似ていたため、その2人だけで間違いないそうだ




私はその旨を警察に話すと、案外直ぐに話が纏まった



「お祭りの中災難でしたね、、、動きがあれば、ご連絡しますね」



『はい、よろしくお願いします』



私と警察は礼をし、私は祭りの会場まで帰ろうとした



その時



「お、丁度終わった頃ですか〜！」



空から陽気な男性の声が聞こえた



この声、、、数十分前に聞いた、、、



『ホークス、、、？』



「わ！名前知ってくれたんですねー！うれしかー！」



ホークスは地面に降り立つと、更に笑顔を振り撒いて私の方を見つめた



その笑顔を見ただけで、少し心が安らいだ



すると、ホークスは思いもよらぬ提案をした



「お祭り、俺と一緒に行きません？護衛って形で！」



『、、、え？』



私はスマホの時刻を見た



もう時刻はお祭りが終わる30分前、到底間に合いそうにない、会場に着いたとしても、屋台はもう閉まっているだろう



「瀬古杜岳のお祭りはもう終わっちゃいましたけど、ここから近い折寺公園ならあともう1時間してますよ！」



そう言うと、ホークスは私の後ろに回り、抱き抱えた



「それじゃ！飛ばして行きますよ！」



その瞬間、空の夜間飛行が始まった

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