続・推しのマネージャーになりました(松村北斗) (ページ11)

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別れ3 ページ11

北斗side

Aがマネージャー業務から離れていたこの１ヶ月、本当に寂しかった。

勿論、他のマネさん達も俺達の為に頑張ってくれるし、プロとして仕事はしっかりとこなしたよ。

それでもやはり、Aがくれる穏やかな雰囲気というか、そういうのがないのは辛かった。

それは彼氏である俺だけに限らず、他のメンバーも同じだったようで、新曲の振付の最終完成版をAがチェックするって聞いた時は、みんなで大喜びしてさ。

マネージャーになる前からSixTONESファンだった彼女の意見は、いつも本当に参考になっていたから。

そんな今日。

ふと控え室に現れたかと思えば、退職と別れ話って、、何だよそれ。

俺がどれだけ復帰を待っていたか、プライベートで会っていたAは痛いくらいに知ってるはずなのに。

退職するなんて、相談すら受けてない。

しかも別れるなんて、、俺達、めちゃくちゃ仲良くしてただろ？

全てが夢みたいで、信じられなくて。思わず声を荒げた俺を、高地が冷静に止めてくれた。

俺も他の奴らも、動揺が隠せない。