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柚葉
「うんうん
こーやって髪をアップにしたら、完璧っ」
A
「…ほんとに、私…？」
柚葉
「すーっごく綺麗
千冬くんがどんな反応するか楽しみっ
じゃ、カーテン開けるよ」
A
「あ、はい…」
柚葉さんは楽しそうに、カーテンを開けた
その先にいる千冬と三ツ谷さん
A
「…あの、どうでしょうか…
ドレスが素敵すぎて、着られてる感がすごいんですけど…」
一緒に買い物行く時もそうだけど、千冬の返事はいつも適当
今回も、特に何か言ってくれることもなく…
ちらっと千冬を見ると、ぽかーんとしているのがわかる
A
「ゆ、柚葉さんっ…
もぅ十分なんで、着替えさせてくださいっ…」
柚葉
「えー、なんで？
せっかく着たのに…
男共、なんかコメントは？」
三ツ谷
「似合ってるに決まってんだろ
でも、実際本人が着ると、もっと似合ようなイメージ膨らむな
ほぼ完成っておもったけど、式までまだ余裕あるからもう少し手直しするか」
柚葉
「で、肝心の千冬くんは？」
千冬
「ぇ、ぁ…
似合ってる、と思う…」
三ツ谷
「…お前、もう少し気の利いたこと言えねぇの？
照れてんなって」
千冬
「…うっせぇ…」
家に帰ってから、母にドレスを着た写真をスマホで送った
あと、涼子ちゃんにも
千冬
「写真？」
A
「うん
せっかくだから、ドレス着た写真を送ってみた」
千冬
「そぅか…
…あのさっ…
ちゃんと、似合ってたから
うまく言えなくて悪かった」
ちょっとだけ顔を赤らめて、千冬はそう言った
なんか、こどもみたいだ
A
「…うぅん、ありがと」
千冬
「Aのお母さんにも、また近いうちに顔出しに行くか
式場決めたって報告しに行ったのが最後だもんな」
A
「うん…
それでね、千冬…
仕事なんだけど、次の案件が終わったら辞めようかと思ってる
辞めたら少し時間できるし、その時にまた顔出しに行きたいな
千冬のお母さんにも会いたいし」
千冬
「わかった…
仕事、あんま無理すんなよ？」
この後、再び私たちは、運命の螺旋に囚われる
結婚まで、あと3ヶ月
式の準備で1番忙しい時期に差し掛かっていた
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神奈月(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます。お話は佳境ですが、みなさんに楽しんでもらえるようにがんばります。 (2022年11月27日 7時) (
レス) id: d80d51a44f (このIDを非表示/違反報告)
あい - いつも更新を楽しみにしています。千冬と一虎、これからヒロインとどんな結末が待ってるのかとても楽しみです (2022年11月26日 16時) (レス) @page39 id: c280eab537 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神奈月 | 作成日時：2022年11月1日 13時
