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彼女が、私のドレスの仕立ての手伝いを…
試着の手伝いまで…
私は、なんて勘違いをしていたんだろ…
A
「…ごめんなさい…
勝手に勘違いして、千冬にも柚葉さんにも嫌な思いさせて…」
千冬
「勘違い、って…
…浮気してるって思ってた？」
A
「…ちょっと…」
はぁー、と大きなため息をつく千冬
あきれるよね、こんなんじゃ
だから、こんな醜い感情、言いたくなかったのに…
すると、千冬はぎゅっ、としっかり抱きしめてくれた
千冬
「バカだな、浮気なんてしねぇよ
一虎くんから取り返して、やっと一緒に生活始めて…
もう手放さないって決めたんだよ
黙ってた俺も悪かった
だから、家出なんてすんなよ」
A
「…もしまた家出したら？」
千冬
「見つけるまで探す
絶対に見つかるから」
A
「…うん、ちゃんと、見つけてね…」
千冬
「家出する前提かよ」
苦笑いする千冬
A
「…私、柚葉さんに謝らないと…
お礼もちゃんと言いたい」
千冬
「わかってる
三ツ谷くんの職場によくいるみてぇだから、都合聞いとく」
A
「…ねぇ、千冬
…私がトラくんの話してるとき、嫌な気持ちになる？」
千冬
「…まぁ、な…
でも、お前の交友関係に口出すつもりもねぇ
幼馴染で、兄貴なんだろ？
だから、俺もAと一虎くんのことはそうゆうもんだって思うようにしてる」
千冬のほうが、私よりずっと大人な考えだったんだ
こどもみたいなやきもちやいてて、恥ずかしい
こうして千冬に大事にされて、私は本当に幸せなんだ
あなたを好きになってよかった
後日、2人で三ツ谷さんの職場に行った
そこには柚葉さんも来ていた
A
「柚葉さん、先日は大変失礼しました
ドレスの手伝いをしてくれてることも知らずに…」
柚葉
「そんな、かしこまらなくていーって！
ちょうど仕事のオフでこっちにいて時間があったからね
あたしも勉強になったんだよ」
柚葉さんは嫌な顔せず、にこやかにそう言ってくれた
柚葉
「にしても、ケンカばっかしてた千冬くんが結婚とはねー
ヤンチャばっかしてると、逃げられちゃうよ」
千冬
「いや、もうケンカなんてしてねぇよ…」
柚葉
「それじゃ、さっそく試着しますか
まだ完成じゃないけど、一回着てみて」
A
「はい、お願いします…」
柚葉さんに案内され、カーテンて仕切られた部屋に入った
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神奈月(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます。お話は佳境ですが、みなさんに楽しんでもらえるようにがんばります。 (2022年11月27日 7時) (
レス) id: d80d51a44f (このIDを非表示/違反報告)
あい - いつも更新を楽しみにしています。千冬と一虎、これからヒロインとどんな結末が待ってるのかとても楽しみです (2022年11月26日 16時) (レス) @page39 id: c280eab537 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神奈月 | 作成日時：2022年11月1日 13時
