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一虎
「もう別れたんだろ
だったら、俺がここにいようが、Aが俺の部屋にいようが、お前には関係ねぇよな
お前が怒りを向ける先は俺らじゃねぇ、テメェ自身だろ」
千冬、お前にはわかんねぇよな
俺はガキの頃から孤独だった
でも、Aはそばにいてくれた
母親に誕生日を忘れられた年があった
一人で家にいると、Aからの電話があった
母親は仕事で家にいないと伝えたら、すぐに家に来てと言われた
Aの家に行くと、AとAの母親が誕生日を祝ってくれた
急いで支度したから、あんまり豪華じゃなくてごめんね、と言われたけど
その気持ちだけで十分だった
つるんでるダチも、どーしょーもない奴ばっかだった
俺が悪さをするようになってから、Aはダメなものはダメ、と言って俺を怒ってくれた
真一郎くんと場地のことがあって、疎遠にはなった
それでも、また会えたのは、Aとやり直すチャンスがきたんだと思った
今度は、ちゃんとAを守れるようになろうと…
一虎
「…A、今朝から高熱が出て、寝込んでる
全然動けるような状態じゃねぇよ
水分もほとんどとれてねぇし…
だから、悪ぃけど明日は仕事休ませて
Aのそばにいてやりてぇから…
…仕事辞めろって、言うなら、やめる覚悟もしてる」
千冬
「Aが、寝込んでる…」
一虎
「なぁ、千冬…
お前が何考えて、何に悩んでんのか俺にはわかんねぇ
Aを突き放した理由もわかんねぇ
でも、もしAのことを、少しでも心配する気持ちがあるなら、しばらく、そっとしておいてやってくれ…
お前に会ったりすると、あいつ、壊れちまいそうだから」
千冬は壁にもたれたままうなだれていた
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神奈月(プロフ) - 凍ったライムさん» ご指摘ありがとうございます。気付かずに申し訳ありませんでした。早急に対応いたしました。 (2022年9月25日 16時) (
レス) id: 4cb915c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
凍ったライム(プロフ) - コメント失礼します、オリフラついたままになっていませんか？ (2022年9月25日 15時) (レス) id: 946d60cede (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神奈月 | 作成日時：2022年9月24日 15時
