仲良しJUMP 11

だいき ページ31

慧side


今は病院にいます。
なんでかって？

大ちゃんがヘルニア持ってて、その手術をして今終わったところだからだよ。

本当は仕事を長期間休むことにもなるし、万が一失敗したらを考えると手術したくなかったんだけどさ、一回してしまったほうがこれからが楽だろうということでしぶしぶ許可してくれたのよ。



涼:「それにしても成功してよかったね」

侑:「麻酔覚めて何もなかったら今週末から仕事一緒にできるよね！」

慧:「じゃ、来週あたり楽屋にジャンク持ち込む？」

雄:「それいいじゃん！」

光:「ここ病室だからね？静かにね？」

宏:「まぁ今ぐらいじゃ大丈夫だよ。角部屋だし1人だし」

侑:「宏太優しい」

慧:「あ、大ちゃん分かる？」

大:「…ん…」

涼:「まだ麻酔抜けきってないからゆっくり寝てな」

大:「ん…ん…」

光:「どうした？」

大:「…ん…」

涼:「たぶんまだ麻酔が残ってて意識朦朧としてるんだと思うよ？」

慧:「ゆっくり寝てな？」

大:「ん…ん…うっ…」

光:「あっ…え」

涼:「ちょ、ひか見ちゃダメ。誰か呼んできて」



なんか意識が朦朧としてる中、急に激しく吐いちゃってみんなでわたわ状態よ。



侑:「ゆっくりでいいよ〜」



そこらへんにあったビニール袋を手にして口元に当てるのかと思いきや自分の手に入れて背中をさする知念が優しくて。よくそんなところまで頭回るなと感心しちゃった。



宏:「知念、ありがとう」

侑:「大貴が少しでも楽に吐けたらいいんどけどね…」


なんて困った顔してて。



涼:「よくお前袋まで頭回ったな」

侑:「感染症だったらうつりたくないもん。」



そういやいつの間に知念だけマスク付けてんだ？笑



そうこうしている間に看護師さんがきてくれて吐き気どめを入れてくれて落ち着いた大ちゃん。

手術前は病院に閉じこもってたし感染症な訳も無さそうだし、麻酔の副作用だろうとのこと。

様子見と大事をとって来週いっぱいまで入院することに。

この後何もなければ、来週初めから入院中だけど仕事には少しずつ参加させてもらえるみたい。

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