仲良しJUMP 13

りょーすけ ページ36

大貴side



今日はツアーのコンセプトを固めるためのミーティング。

先日山田が、今回は俺頑張るから。なんて宣言をしてて。やっとそれを見ることができる。

…なのに、会議室に入ると何やら様子のおかしな人たちが。



侑:「大貴やっときた！」

涼:「大ちゃん♡」

大:「えっ？！」

侑:「熱いでしょ？39.3度の熱」

宏:「ちょっと、涼介。ここ座って」

大:「待って、理解できないんだけど笑」

慧:「なんかさぁ、俺が朝の番組終わって1番に来たのよ。じゃあ、マネージャーに支えられながら、ぐずっぐずの山田が来てさ。」

侑:「で、僕が次に来て。 今日の涼介はグズグズさんだねって話しながらマネージャーが持ってきてくれた体温計で熱を測ると思った以上にあったの。」



涼:「やぁだ。」

宏:「おでこに冷却シート貼るだけだからね？」

大:「ちょっと薮ちゃん貸して。山田？こっち向ける？嫌？」

涼:「いやぁ」

大:「そっかぁ…でもね、一瞬我慢できる？出来たらご褒美あげる」

涼:「わかった…」



薮ちゃんから受け取った冷えピタを山田のおでこに貼ると、きもちぃ。と一言呟いて机に突っ伏して寝息を立てて寝た山田


慧:「大ちゃんすげぇー」

侑:「どうする？今日の会議ツアースタッフの皆さんでしょ？こんな状態ですって言って別の日にしてもらう？」

光:「でも、やるっていうんじゃない？」

大:「いいそう。みなさん優しい人だから大丈夫だと思うよ？」

侑:「じゃなくって、涼介がうまく説明できなくてイライラしそうだし、こんな状態でイライラすると…じゃん？」

裕:「確かに」

大:「あと1時間ぐらい俺らだけでの会議の時間だったけど、山田寝かす時間にする？ちょっとでも落ち着かせる方がいい気がする」

雄:「ごめん通る」

慧:「この机ちょっと動かすね」

侑:「その布団どこから持ってきたの？笑」

雄:「下のなんか保健室みたいなところ。ちゃんと消毒もしてて綺麗な布団だって」

慧:「マネージャーさんに手招きされて行ったら渡された」




高木と伊野ちゃんが持ってきた布団に山田を寝かせる。

しんどくて目が開かないのか、寝たまま運ぶことができた。

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