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A side
吐きそう、とまではいかないが、気持ちが悪い。
頭がガンガンと痛む。
自業自得とはいえ、しんどい。
これが二日酔いか。
ころちゃんがベッドに寝かせてくれたのだろうが、いつもそういう時に隣にいるころちゃんがいなかった。
代わりに隣にいたのはさとみくん。
ベッドには入らず、ずっと私の手を握ってくれていたのか、マットレスに突っ伏して眠っている。
頭が痛くて気持ち悪いから、再びベッドに横になる。
そのまま握ってくれていた手を頬に寄せてみた。
やはりそんな体勢じゃあまり眠れないようで、少しの動きでさとみくんは目を覚ました。
さ「ん…おはよ。」
反対の手で頬を撫でてくれる。
しんどい体をさとみくんに預ける。
さ「だから言ったじゃん。」
「…ごめんなさい。」
さ「いーよ。諦めてたし。」
言葉は冷たいけど、私の頭を優しく撫でてくれる。
あまり頭を動かさないように、ゆっくり、優しい手。
逆に余計に罪悪感が増す。
「さとみくん…でーと…。」
さ「そんな状態じゃ無理でしょ。お水、ころんからもらってくるから待ってて。」
離れようとするさとみくんの袖を握る。
怒ってはない、だろうけど…。
言い淀んでいると、さとみくんはフッと笑った。
さ「怒ってねーよ。…後悔してんの？」
怒られるかな？
そう思いながら首を横に振る。
「んっ…。」
頭を横に振ったせいで、ぐわんぐわん。
気持ち悪い。
けど、後悔していないのは事実だ。
話したかったから。
話せたから。
さ「ははは。ごめんごめん。頭横に振ったら気持ち悪くなっちゃうね。って、あれ？起きるの？」
「おきる…。」
横になっててもしんどいから、お布団からでて、さとみくんの袖を握ったまま後ろを着いていく。
起きんのかよ、なんて笑いながら袖を引く手を絡ませてひいてくれる。
「ん〜…。」
さ「ふはっ。初の二日酔いはどうですか？」
「さいあく…。」
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唯凛(プロフ) - 友達に腹黒ドSサイコパスと言われた…さん» コメントありがとうございます！こんな拙い文章でも読んでいただけるだけで嬉しいのに、好きなんてめちゃめちゃ嬉しいです…！ちまちまと書いていきますので、これからも読んでいただけますと幸いです(^^) (2022年2月2日 20時) (
レス) id: 1a2f301bb5 (このIDを非表示/違反報告)
友達に腹黒ドSサイコパスと言われた… - こんにちは！更新されてる！大好き過ぎて…いや、『愛してる』って告白したいくらいこの作品好きで、毎日のように確認してました！グヘ、グヘへ〃´∀`〃((殴⊂`д´⊂これからも応援してます！！更新ゆっくりで大丈夫なので頑張ってください！ (2022年1月31日 23時) (レス) @page47 id: 95427cdf5c (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - らいか。さん» コメントありがとうございます！無駄に長くなっているのに見返していただけてるなんて…！！まだまだ続きますが、読んでいただけたら幸いです。楽しんでいただけるものを書けるように頑張ります！！ (2022年1月24日 18時) (レス) id: 7d79fc65fd (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - ぽわさん» コメントありがとうございます！大好きなんて言っていただけてとっても嬉しいです！読んでいただけるだけでも嬉しいのに、コメントいただけて本当嬉しいです。励みになります！かなりのんびり更新になっておりますが、これからも読んでいただけたらとても嬉しいです！ (2022年1月24日 18時) (レス) id: 7d79fc65fd (このIDを非表示/違反報告)
らいか。 - こんにちは！この話大好きです！更新ないときも今までの見返してずっと待ってますね！これからもよろしくお願いします！頑張ってくださーい！ (2022年1月23日 7時) (レス) @page45 id: 843b3dd826 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唯凛
| 作成日時：2021年11月2日 6時
