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Satomi side
電車に揺られながら、振動が心地よかったのか、単純に疲れとお酒のせいか眠ってしまったAちゃん。
彼女のわがままだというのに。
とはいえ、ころんから鍵を預かった手前、解散することもせず2次会という名のころんの家に向かっていた。
きっと明日のデートは無理だ。
ならせめて、目が覚めたときメンバーがいた方が喜ぶだろう。
あどけない寝顔を見ながら、惚れた弱みかと自分に呆れてしまう。
な「さとちゃん、Aちゃんが飲みすぎてたから自分はセーブしてたでしょ？」
さ「ん？あ…バレてた？」
な「いつもより全然飲まないから。」
り「止めればよかったのに。こんな疲れるまで飲ませちゃって…。」
莉犬が頬をつつくが、起きる気配はない。
まぁ、酔って気持ち悪くなっているわけではなさそうなのでそこは安心だ。
ならばそのまま寝かせてあげよう。
さ「本当は…自覚して欲しかったのかな。あんまりいつもは飲まないからさ。」
ジ「自覚？」
さ「そ。人間一回経験しないと自覚しねぇじゃん。だから飲み過ぎはいけないよ、って自覚させようと思って。今後社会に出れば外で飲む機会も増えるだろうし。だったら一回俺がいる時に経験しておけばセーブするかなって。」
る「…こっわ。」
さ「うるせぇ。お前もそのタイプだろうが。…でもまぁ、飲ませてよかったのかもしれない。けど同じ状況になったら俺がいなくても飲みそうやなぁ〜…。」
話したい、話せる、頑張りたい
彼女がこのメンバー以外でもそう思うような相手ができた時、きっとまた彼女はお酒の力を借りようとするだろう。
自分の体に鞭打つのはやめてほしいからキツく言う必要はある気はするが、頑固なAちゃんは言うことを聞かない気もする。
さっきの俺とAちゃんの会話を聞いてないメンバーは、意味がわからないと言わんばかりに首を傾げていたので思わず笑ってしまった。
さ「頑張る姿は可愛いなってことだよ。」
り「惚気かよ。」
ジ「頑張る方向間違えてへん？」
さ「そんだけお前らとも話したかったんだよ。」
それだけで察したのか、みんな何も言わなかった。
ただ、Aちゃんを見つめる瞳だけが優しい。
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唯凛(プロフ) - 友達に腹黒ドSサイコパスと言われた…さん» コメントありがとうございます！こんな拙い文章でも読んでいただけるだけで嬉しいのに、好きなんてめちゃめちゃ嬉しいです…！ちまちまと書いていきますので、これからも読んでいただけますと幸いです(^^) (2022年2月2日 20時) (
レス) id: 1a2f301bb5 (このIDを非表示/違反報告)
友達に腹黒ドSサイコパスと言われた… - こんにちは！更新されてる！大好き過ぎて…いや、『愛してる』って告白したいくらいこの作品好きで、毎日のように確認してました！グヘ、グヘへ〃´∀`〃((殴⊂`д´⊂これからも応援してます！！更新ゆっくりで大丈夫なので頑張ってください！ (2022年1月31日 23時) (レス) @page47 id: 95427cdf5c (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - らいか。さん» コメントありがとうございます！無駄に長くなっているのに見返していただけてるなんて…！！まだまだ続きますが、読んでいただけたら幸いです。楽しんでいただけるものを書けるように頑張ります！！ (2022年1月24日 18時) (レス) id: 7d79fc65fd (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - ぽわさん» コメントありがとうございます！大好きなんて言っていただけてとっても嬉しいです！読んでいただけるだけでも嬉しいのに、コメントいただけて本当嬉しいです。励みになります！かなりのんびり更新になっておりますが、これからも読んでいただけたらとても嬉しいです！ (2022年1月24日 18時) (レス) id: 7d79fc65fd (このIDを非表示/違反報告)
らいか。 - こんにちは！この話大好きです！更新ないときも今までの見返してずっと待ってますね！これからもよろしくお願いします！頑張ってくださーい！ (2022年1月23日 7時) (レス) @page45 id: 843b3dd826 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唯凛
| 作成日時：2021年11月2日 6時
