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A side

さとみさんがずっと見てくる。
…ご飯を食べてるところじっと見られるってなんだか恥ずかしい。


「…見ないでください。」

さ「やーだ。」


…何なのこの人。
にぃにたちはゲームを始めてしまっていて、食卓の方にいるのは私とさとみさんだけ。
誰も助けてくれないこの状況。
気にせず食べる…には視線が熱烈すぎた。


さ「照れてんのも可愛いね〜。」

「そう言うことすぐ言うのやめたほうがいいですよ。」

さ「なんで?Aちゃんにしか言わないよ?」

「ーっだから!!」

思わず声が大きくなってしまい、みんなが一斉に振り返る。


こ「…何?A、どうしたの?」

「ーっ!にぃに!この人やだぁ〜!」

り「何?さとちゃん嫌われてんのwww」

ジ「初対面で嫌われるとか何したん?ww」

さ「何もしてねぇって!」


今がチャンスと思い、さとみさんがみんなに問い詰められてる中、こっそり抜け出して部屋に戻る。
今日にぃにのとこ泊まるなんて言わなきゃ良かった…。
そう思うのに、思い返すのはさとみさんのことばかり。
ご飯を食べている時の私を見つめる瞳が優しかった。
意地悪してくるし、自意識過剰だけど、本当に、絶対に踏み込んでほしくないラインからは入ってこない。
にぃにに言われた時も、謝ってくれた。
何であの人なんかにあんなに素直に話しちゃったんだろう。
今まで、親にもにぃににも、友達にすら言わなかった不安と生きていることへの後ろめたさ。
自分がオメガ性であることへの劣等感。
全部隠して生きてきたのに。

ほんと最悪。
あんな人、かっこよくないもん。
ときめいたりなんてしてないもん。
あんなの運命なんかじゃない。
好きになんて、絶対にならない。

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作品ジャンル:恋愛
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夢花(プロフ) - フェロモン怖ぁ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル (2021年4月11日 23時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - りんさん» 確認ありがとうございます。私のわがままを押し付けるような形で申し訳ありません。ぜひ、ログインされました際にはご期待に添えていればなと願います。いただいたお時間無駄にしないよう少しでも楽しんでいただけたら幸いです。ありがとうございます。 (2021年4月11日 9時) (レス) id: 01cd285b43 (このIDを非表示/違反報告)
りん - 読ませて、いただきました。ご丁寧に有難うございます!ログインしてみようかなと考えています。他の作品も楽しみにしています!これからも、頑張ってください。m(_ _)m (2021年4月9日 1時) (レス) id: 8208016f57 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - まっちゃさん» お手数をおかけしてしまいまして申し訳ありません。私自身がまだあまりうらツクのシステムを理解しきれておりません故…。ページに入れた際には楽しんでいただけたら幸いです! (2021年4月8日 22時) (レス) id: 01cd285b43 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます!他作品まで読んでいただけて、とても嬉しいです。 続きページの件につきましては、コメントに収まり切らず、本ページ内でお話しさせていただいております。ご一読いただけますと幸いです。 (2021年4月8日 22時) (レス) id: 01cd285b43 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:唯凛 | 作成日時:2021年3月14日 22時

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