6. ユメ ページ7
その後エマが捕まり、
ノーマンの一人勝ちになった。
エマは悔しがりながら
ジタバタと芝生の上で転がっている。
「また捕まったー！悔しい！！」
『やっぱノーマンが鬼だと勝てっこないよ…』
「ヒント、ノーマンにあってエマとAに無いものは？」
私達にないもの？
「『落ち着き…？』」
「はっ……戦略だ。
鬼ごっこはまさに戦略を使ったゲーム。
ノーマンはここが半端ない。常に俺達の弱点や癖を把握してる。」
だからあんなに素早く捕まえることができた。
まるで最初から私達がどう行動に移るのかを把握した上の戦略。
「エマ、お前は確かに運動神経ではハウス一。
だがその甘さがお前の弱点。Aはエマより、集中力、記憶力が高い。極めれば、ノーマンと同じような戦略が使える。だが、お前の運動神経はあまり良くない。恥ずかしがるとハメを外す。双子だけど､違うとこもいっぱいあるもんだな。」
「『…うっ…！』」
「すごいやレイ、僕よりも二人のこと詳しいんだね…特にA…」
「うっせーノーマン！！買いかぶるな！」
レイも本気出せば、ノーマンと互角、その上に行けるのにね。
「くそっ…！！次はノーマン以外全員鬼だ！！」
ドンがいきなりノーマン以外が鬼の鬼ごっこ
を始めた。
「『せこっ！？』」
「流石双子、よくハモるな」
『だって双子ですから…ほら、レイも行くよ！？』
「ちょっ、引っ張るなA！？」
やってみたい…！
ノーマンが鬼の私達全員に勝てるかどうか。
…………………
森の奥に行ってみたものの、
やっぱりノーマンの姿は見えない。
「…A…？」
『あっ、エマ。ノーマン見つかった？』
「いやまだ…。それより私ここまで来てたんだね。」
また夢中になっていたせいか、あの柵らへんに来ていた。
「『！！』」
「…、あっ、僕の負けだ。二人に負けちゃうなんて僕はまだみたいだね。」
二人で挟むようにノーマンの肩に触る。
だけどどうしてノーマンは突っ立ってたんだろう？
「絶対行っちゃ駄目よ。ってママは言うけど、」
「うん。あの先に何があるんだろうね。」
さっき柵を超えてしまった事は秘密にした方がいいのかな…何か怒られそう…。
それにその先がコンクリートの壁って言ったら…
「そんなの嘘に決まってんだろ。こんな低い柵。通って下さいって言ってるもんだろ。」
先程の私もレイと同じ事を…
それにこれに何の意味が…。
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ありす - 続きが気になりますー！最年長全員が片思いしていてとてもキュンキュンしました！これからも頑張ってください！ (2019年6月2日 15時) (
レス) id: f32f67d3c0 (このIDを非表示/違反報告)
まろまろ - 頑張ってくーだーさい！！ (2019年4月6日 13時) (レス) id: b9e42e7531 (このIDを非表示/違反報告)
まんじゅう - 凄く面白いです！最後に誰が誰と結ばれるのか気になります！これからも頑張ってください！ (2019年3月21日 23時) (レス) id: 74012f0d95 (このIDを非表示/違反報告)
minori0405(プロフ) - とても面白いです！次の更新が待ちきれないです！頑張ってください (2019年3月19日 2時) (レス) id: 9169d3c4f0 (このIDを非表示/違反報告)
音海 永愛(プロフ) - 面白いです！でも所々に誤字脱字が……。ゆういつ、優位→唯一。助詞がないのが気になります。上からですみません。 (2019年3月2日 8時) (レス) id: a04e929a54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾葉メグ | 作成日時：2019年1月29日 0時
