【53】花火と君の泣き顔と ページ3
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私たちはぎゅっと手を繋いでいた。
花火が上がるたびに凄いね、綺麗だねってお互い顔を見合わせて笑った。
でも、ジミンちゃんはそんな私を愛おしそうに、そして今にも泣きそうなくらい悲しい表情で笑うから。
気が付いたら、花火を見ながら泣いていた。
勝手に涙が溢れて、止まらなくなっていた。
頑張って化粧したのに。
これじゃあ落ちちゃうな。
JM「泣かせたかったわけじゃないのに」
「…ごめんね、」
きっと、ジミンちゃんは気付いてる。
私の小さな迷いに。
そして、私も気付いてる。
ジミンちゃんが、言おうとしている事。
JM「Aちゃん」
お願いだから、そんな目で私を見ないで。
今日一番の、大きな花火が夜空に咲いた。
全身に響くくらいの音と、湧き上がる歓声。
JM「僕達、友達になろうか」
ジミンちゃんは私の涙を指で拭いながら。
私にしか聞こえない声で、言った。
花火の音の方が大きいはずなのに、音も、周りの声も聞こえなくなって。
手はまだ繋いだまま、私は小さく頷いた。
大好きな人を傷付けてしまった。
こんなに優しい人を、悲しませてしまった。
気持ちを整理するには、時間が必要だった。
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ミツ(プロフ) - (名前)わかなさん» 読んで頂いてありがとうございます(*´ω`*) (2020年2月9日 2時) (
レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - カナタさん» カナタさん初めまして、と、返すの遅くなりごめんなさい(；ω；)下手くそな文章なのにキュンキュンして貰えて嬉しいです！完結させて良かったなって思えました。最後までありがとうございました！ (2020年2月9日 2時) (レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)わかな(プロフ) - もう最高です(*´-`) (2020年1月17日 19時) (レス) id: 3c8d998032 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - はじめまして^^ 一気読みさせていただきました！推しとのお話だったので読み始めたらもぅ胸キュンが凄すぎて夜中に一人で悶えました！！ジミちゃんが良い子すぎて幸せになってほしいのとテヒョンとスアちゃんが結ばれることを祈ります^^ とても素敵な作品でした！ (2019年12月15日 4時) (レス) id: 9f93c96a0f (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - レイコさん» ジミンちゃんのお話も考え中ですので、その際はまたよろしくお願いします！有難うございます(*´ー｀*) (2019年12月11日 21時) (レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミツ | 作成日時：2019年9月23日 11時
