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Side如恵留
その時は、真夜中にやって来た。
病院で2日目の夜を明かそうとしていた、その時。
如「…海人、？」
ピーピーと、けたたましいアラームが鳴り響く。海人が危ないと、理解する間もなくお医者さんと何人もの看護師さんが海人のベッドを取り囲んだ。
元「にーに？…パパ、にーには！？」
子供ながらに異常を感じ取ったのか、元太が激しく泣きだす。俺は、とっさに元太を抱いて海人のそばを離れた。
なすすべもなく、処置に動くたくさんの後姿を見つめる。海人、海人、と声にならない声が、胸の中にたまっていった。
龍「…っ元太くん！」
たくさんの背中のうち、1人が大きな声を上げる。はっと息をのむと、額に汗を浮かべた顔がこっちを振り返った。
龍「連れてきて！早く！」
ただただ、必死だった。
元太を抱いたまま、いくつもの背中をかき分けて海人のそばに行く。元太の小さな手を海人の手に重ねると、海人のまぶたが痙攣した。
如「海人、わかる！？パパだよ、元太だよ！！」
うっすらと開いた海人の目を見て、必死に呼びかける。2人の手の上に俺も手を重ねると、海人の目がやさしく細められた。
如「海人、ねえ海人、ごめんね。パパの子供になってくれて、ありがとう…！」
俺の声が最後まで届いたか、わからない。
でも、最後は本当に穏やかな、昼寝をしているかのような顔で、愛しい息子は旅立っていった。
龍「……あの、」
疲れきった顔の七五三掛さんに声をかけられたのは、すっかり朝日が昇ってからだった。
やりきれない表情の七五三掛さんを見て、かけていた椅子から立ち上がる。
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雅 - ↓もしよろしければ書いていただけると嬉しいです。ご検討のほど宜しくお願い致します。 (2022年10月30日 21時) (
レス) id: 7d488f5410 (このIDを非表示/違反報告)
雅 - 赤が酷いトゥレットに苦しむお話。白目を剥いたり、身体が勝手に暴れたり、大きな声が出たり、意味のわからない声を出し続けたり、首振りが止まらず吐いたり。症状でストレスが溜まり、ストレスで症状が悪化する負のループ。友達も出来ず双子の黄だけが唯一の味方。 (2022年10月30日 21時) (レス) id: 7d488f5410 (このIDを非表示/違反報告)
こまち - そして貯めたお金で誕生日プレゼントを買おうとしていた。しかし何も知らない桃はその日も緑を叱る。そして翌日。プレゼントを買った緑はバイトを終え急いで帰ろうとし交通事故に遭う。病院に駆けつけた桃は冷たくなった緑と対面。全ての事実を知った桃は泣き崩れた。 (2022年10月26日 18時) (レス) id: e020254286 (このIDを非表示/違反報告)
こまち - 桃×緑(兄弟)のお話をお願いします。早くに親を亡くし2人で暮らす。弟の緑は最近夜遅くまで帰ってこず桃との関係はピリピリ。でも実は家計が苦しくても自分を養ってくれる桃のため学生の緑は複数のバイトを掛け持ち夜遅くまで働いていた。→ (2022年10月26日 18時) (レス) id: e020254286 (このIDを非表示/違反報告)
ぺえ(プロフ) - こんばんは！リクエスト失礼します🙇🏻♀️「やさしいひと」がすごく好きなので、同じ設定でまたお話書いていただきたいです！よろしくお願いします、おさと様のペースでこれからも更新頑張ってください、楽しみにしてます！ (2022年10月26日 0時) (レス) id: 8c7e5fe0be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おさと | 作成日時：2022年10月16日 19時
