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6杯目 ページ7

とりあえず話を聞くために入った喫茶店で



伊野ちゃんはコーヒー、俺はココアを頼んだ





有「で、伊野ちゃん、どうゆうこと?」





伊「あそこはおじいちゃんちなの。

父さんは1歳の頃事故で亡くなって、

母さんは海外で建築の仕事をしてるよ

だから母さんとはほとんど顔を合わせたことがないんだ」




有「っでも、俺家から出てくるとこ見た事ないよ

小学校の班だっていなかった」





伊「俺さ、体弱いんだ、昔からずっと

だから小学校、中学校は通えてなくて病院生活だった」




伊野ちゃん、体弱いんだ...



伊「けどね、だいぶ強くなったほうだよ?

通院も一年に一回で済むようになったから




だからそんなしょぼんとしないでよ

俺は嬉しそうに笑ってる大ちゃんのが好きだけどな」





っ、//





伊「あっ、顔真っ赤になってる

照れた?笑」




別に、そんなんじゃないよ、




有「ホットココアが熱かっただけ」




そう言い訳をし

まだ一口も飲んでないココアを流し込む





伊「素直じゃないなぁ」




そういい、

微笑ましそうに俺をみていた伊野ちゃんの頬が


赤くなっていたことに



必死にココアを飲んでいた俺が

気づくはずもなかった

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作者名:ゆう | 作成日時:2019年11月4日 21時

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