19杯目 ページ20
ふと目を覚ますと
カーテンの隙間から日が差し込んでいた
俺の部屋に置いてあるブランケットをかけてくれてあって
高木さんだろうな、と思った
寝落ちか、恥ずかしいな
ベッドではまだぐっすりと眠ってる伊野ちゃん
その傍では何もかけずに座りながら眠っている高木さんがいた
有「俺の事なんかいいのに...
高木さん風邪引きますよ」
俺にかけてくれてたブランケットをそっとかけに掛けた
だいぶ朝方は寒くなってきたから
足の指がすごく冷たい
伊「んっ...」
ふと振り向くと
ベッドの上で目を擦りながらあくびをしていた
伊「あ、大ちゃん、おはよう」
にっこりと微笑む彼に少しの日が降り注ぎ
ドキッとしてしまった俺がいた
有「伊野ちゃん、おはよ
体調はどう?」
伊「もう大丈夫だよ、心配かけちゃってごめん...」
有「大丈夫なら良かった
一応熱計ってね、あと謝られるのは嫌だな、」
そう言うと、
彼は俯き気味に『ありがとう』と言った
ほんと、無意識でやってるのか
計算してやってるのかわかんないよ、
有「どういたしまして!」
伊「けど大ちゃんママに悪かったよね?
後でお礼に行かないと」
有「あー、母ちゃんたち今夫婦旅行行ってるから
心配しないで?」
なんて言うと少し目を丸くしていた
ピピッと音を立てた体温計を受け取ると
だいぶ下がって微熱だった
有「微熱だけど大丈夫な範囲?」
伊「わかんね。いっつも高木に任せてるもん」
あ、だからすごい詳しかったのか
有「じゃあ万が一のためもう少し寝てて?
あ、あとお腹減ってる?」
伊「えー、まぁ空いてるけど」
有「お粥とか作ろっか?」
ほんと?!と目を輝かせこちらを見る伊野ちゃん
有「うん、いいよ」
山田が知念のお粥を作るの横で見たことあるけど
俺、作れるかな、
伊「大ちゃんが料理するとこみたい!」
有「それはだーめ。伊野ちゃんは寝て待ってて!」
伊「ここは俺譲らないよ?」
えぇぇ、
高「んん、二人ともどうした?」
伊「たかぎ、大ちゃんがお粥作ってくれるって
その作ってるとこ見たいって行ったら
伊野ちゃんは寝ててって...」
高「んー、伊野尾くんって今微熱くらい?」
有「そうです」
それを聞くとんーと悩んでる高木さん
高「んー、ちょっとだけならいいかな
暖かい格好してね、」
伊「はぁーい!」
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作者名:ゆう | 作成日時:2019年11月4日 21時