従兄妹がまふまふとか聞いてない【mfmf】

聞いてない３６ ページ37

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ピンポーンピンポーンピンポピンポピンポピンポーン



ドンドンドンドン！！！！



天ちゃーーーーーん！！！？ Aーーーーーー！！！？？ ねえちょっとーーー！！！？





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『…………。あー、うん。もう出なくていいんじゃない？』

「近所迷惑極まりないから出るよ！！？」





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家に響き渡る、ピンポンとドアを全力でたたく音とまふくんの叫び声。近所迷惑の域軽く越えてもはやストーカーと化してるよ。


あぁ、会うの怖いなぁ………。ドアが開く音すら恐怖だなぁこれ。





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「Aっ！！！！」

『ちょっ、来ないで！！ 勢いやばいって！！』





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バンッとドアが開かれ、まふくんが走ってくる。待って待って待って怖い！！！





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「A！！ なんで電話でないの！？ ちゃんと無事！？ 怪我とかしてない！！？ 心配したんだからね！！！？？」

『それはほんとにごめんんっ…！！？』

「しかも、さかたんからAが泣き叫んでるって変な動画送られてきたし、僕どうにかなっちゃうところだったんだよ！！？」

『いや、もうどうにかなってるぅ……っっ！！』





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全力で抱き殺されそう。なにこれ。苦しい。窒息しそう。加減ってものを知らないのかお前は。天ちゃん苦笑いじゃん。


あとおい坂田。私は動画は絶対に送るなって言っただろ。あと今すぐ消せとも。





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「ほんとに大丈夫！！？」

『健康以外のなんでもないんですが？』

「よ、よかったぁ……。僕本当に心配したんだからね！！」

「涙目じゃん…………」

「だって電話出ないんだよ！？トラウマ抱えて閉じこもっちゃってるのかなとか考えちゃうゃん！！」

「そこまで考えてたの？」

「当たり前だよ！！」

『考えすぎじゃない……、？』





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考えがネガティブすぎてる。
そんなにとは思わなかったよ………………なんか、ごめん。





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『こ、今度からちゃんと電話出るよ…………』

「それは当たり前だから。え、なに。次も出ないつもりだったの」

『あ、喜んで出させていただきます』





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目が本気だった。ガチで怖い。




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