従兄妹がまふまふとか聞いてない【mfmf】

聞いてない１８ ページ19

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《…………じゃあ、もうすぐ用事が終わって帰るんで待っててください！》

「分かった〜」

《お願いしま》





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す、と言い終わる前にそらるさんがブチッと電話を切る。

なるほど、どうやらかなり親密なご関係。あ、ユニット組んでるんだっけか。たしか、あふたーざれいん、？





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「あ〜〜……疑ってごめんね」

『大丈夫です、怪しい立場にいることは重々承知してます……。あ、改めて、まふくんの従兄妹の相川Aです』

「そらるです。あ、一ノ瀬彼方の方がいい？」

『あ、どちらでも……』

「そっか……」

『………』

「……」





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…………………会話が続かない。





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「Aちゃんは中学生だっけ？」

『あ、そうです。そらるさんは……随分いってらっしゃるんですよね、ご年齢』

「その言い方やだな笑」

『すみません、三十路くらいしか知ってる情報がないんです……』





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コメントとかでいっぱい三十路三十路言われてるからそのイメージがものすごく強いんです。

けど、本当に今すぐ交換して欲しいくらい綺麗な肌してる。世間一般の30代男性はこんなんじゃないよ絶対。手も足もすらっとしてて細長い。綺麗。うーん、綺麗しか出てこない。



でも、ちゃんと男性らしい体つきでもあるから抱きしめられたりしたら最高だと思う……。

実は、あの日まふくんに抱きしめてもらって以来私の中で空前のハグブームが巻き起こっていて、いろんな人に抱きついている。前から人にはくっついていたいタイプだったこともあり普通に受け入れられてるからこれからもどんどん抱きついていこうと思う。


そらるさん…………めっちゃ優良物件かもしれない…………。





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『…………』

「近い」




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