2話.再会 ページ8
「落ち着いてシルヴァディ!大丈夫だから!」
私に攻撃してきたと思い込んで今にも彼らに飛び出しそうなシルヴァディを抑える。
ブラッキーやミミロップも手伝ってくれているけど、それじゃあシルヴァディの巨体を抑えきれない。
rb「キノガッサそいつ眠らせろ!」
力の限界が近付いてきた...そんな時、
天と書かれた布面の男がキノガッサを繰り出し、
シルヴァディをキノコのほうしで眠らせてくれた。
やっと大人しくなったシルヴァディにホッとため息をつきながら地面に座り込む。
その拍子に深く被っていたフードが脱げた。
sha「お前、大丈夫か?」
「はぁっ、はぁっ、ありがとうございます。
どうしてここに...?」
shp「あなたのブラッキーを送ってあげようと思ったらケーキを取られて、追いかけとったらここに来ました。」
「ブラッキーが?」
ブラッキーを見れば確かに白い箱がある。
それを手に取り、中を開ければぐちゃぐちゃになったケーキが1つ。
「これは...ごめんなさい。弁償します」
kn「おー。そうしてくれやんと俺らも困んねんけど、そいつってポケモンなん?俺初めて見るわ」
そいつ...そこで寝ているシルヴァディのことだ。
なんて、言えばいいんだろう。
この子のことを他人に知られたくない、
広められたらどうしよう。
広められたら、また...。
.
rb「A...?」
布面をつけた小柄な男性が、私の名前を言った。
まだ名前も言ってないのに。
rb「Aやろ?フードで一瞬わからんかったけど。俺のこと覚えてる?」
そう言って彼は布面を捲って顔を見せた。
パッツンとした前髪に、桃色の目...。
彼だ、昔よく遊びに来てくれた。
一緒にバトルもした。
「ロボロ...?」
rb「やっぱAやんな。
そのボーマンダもブラッキーも俺んこと知ってるし。
いきなり家飛び出してどうしたん?
俺めっちゃ心配してんで?」
「それはっ...その...」
rb「...もしかして、そのポケモンが絡んでるん?」
「...っ」
見透かすようにロボロが見てくる。
ロボロになら...いやダメだ。ロボロも追われる羽目になる。
迷惑なんかかけられない。
kn「あー、なんや、ロボロと...Aさんは知り合いかなんかか?」
rb「昔からの親友やで、数年ぶりの再会ってとこ」
kn「じゃあこうせえへんか?
そのポケモンのことは見なかったことにする。
そん代わりちょっと話そうや、せっかくの出会いやし。俺らを信じろ」
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理央 - こんにちは!吸血鬼の頃から楽しく読ませて頂いてました!二つともえぐい位の神作品…(syp sho 寄りの箱)これも名作の予感!?更新頑張って下さい!では最後に〜? はい、サイドチェストォォォォォ! (2020年5月19日 8時) (レス) id: 091f5a802b (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - はじめまして!吸血鬼と専属武器を見て新作楽しみに見に来ました!これからも更新頑張ってください!面白い楽しい惹き込まれる話をありがとうございます! (2020年5月19日 1時) (レス) id: 5fb94517ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆま | 作成日時:2020年5月18日 13時