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3話.丶丶 ページ15

そして当日。

焚き火の痕跡も、私がいた跡を跡形もなく消す。


...どう逃げようか。

街に戻って路地裏を使って隠れるか?
いや、ダメだ。

あの街は我々式バトルハウスのメンバーからしたら大きな家のようなものだ。

路地裏の構造も全て把握してるはず、
そんな彼らにこの街に来たばかりの私が適うはずがない。


と、なると残された選択肢はこの森で逃げるしか...。



なんて考えていると、あのルカリオに続いてロボロがここまでやってきた。

ちょうどいい、聞きたいことがあった。



「ロボロ!来てくれたんだ」


rb「よかった、まだ無事やってんな」


「あぁ、まだ追われていない。...ロボロ、
どうして私がここにいることがわかったの?」



昨日の夜も、よく私を見つけれたなと思ったし、なんなら今だってよく見つけられたなと思う。



rb「俺よくここで修行するからこの森のマップは把握してんねん」


「それでここがわかったんだ...」


rb「把握してるといってもあいつらから逃げんのはキツいと思うで、俺も全力でフォローするけど」


「どのように逃げようか迷ってて...、あっ、ボーマンダに乗るのはどう?」


rb「それはオススメせえへん。
空はペ神のポケモンたちが占領してると思った方がいい」


「空まで占領されているんだ...」


rb「生きた監視カメラを掻い潜りながらゾムたちにも気を配らなあかん...そう考えたらえぐいな...」


「とにかく隠れながら動こう」


なるべく足音を立てないように木々に隠れながら動く。

いまは何者の気配もしないが、昨日よりポケモンたちの鳴き声が聞こえない。

この異様な静けさがプレッシャーになる。


そういえば、どうしてロボロは協力してくれるんだろう。


「...ねぇ、ロボロ」


rb「ん?」


「どうして私に協力してくれるの?」


rb「...Aが家で何があったか、知らんけどさ。
帰りたくないんやったら帰らんくてええやろ、

やのに無理矢理と連れ戻すのは違うと思ったからで、それに、相棒...やし...」



相棒...そっか、そうだった。

保護したリオルをロボロが引き取りに来てから仲が良くなって、遊んで、タッグバトルでよく息が合って、今があるんだ。



「そうだね。任せたよ、相棒!」

rb「...っ!任しとき!」

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理央 - こんにちは!吸血鬼の頃から楽しく読ませて頂いてました!二つともえぐい位の神作品…(syp sho 寄りの箱)これも名作の予感!?更新頑張って下さい!では最後に〜? はい、サイドチェストォォォォォ! (2020年5月19日 8時) (レス) id: 091f5a802b (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - はじめまして!吸血鬼と専属武器を見て新作楽しみに見に来ました!これからも更新頑張ってください!面白い楽しい惹き込まれる話をありがとうございます! (2020年5月19日 1時) (レス) id: 5fb94517ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆま | 作成日時:2020年5月18日 13時

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