逃がさないよ（GENE）2

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玲於said






結局、昨日はなんもできなかったな。









それにしても、朝から頭いてぇわ。









1限目サボって保健室でも行こ、









メ「あれ、玲於どこ行くの？授業始まるよ」









玲「あー保健室。先生に言っといて。」









メ「わ、わかった…」








あーダリぃ。









ガラ









あ、直っちゃん居るわ。









だりぃから寝るか、と思ってると、









直「先客いるから、帰れ帰れ！」









先客って誰だよ？









俺みてぇに1限目サボるやつの顔みてみてぇわw









そして、カーテンを開けると、









『A…』









そこには今にも泣きそうなAの姿だった。









俺を睨みつけた後に走って保健室を出ていった。









直っちゃんにどうかした？って聞かれたけど、別に、って素っ気なく返した。









_________






直「はいー、玲於起きろー。保健室で寝ていいのは1時間だけだから、さっさと教室戻れよ」









玲「うるせぇ…わーてるよ。」









直「おまっ先生にその口の利き方はないだろぅ？まっい、戻った戻った！」









教室に向かってる途中









トイレからAが出てくるのが見えた。









『Aっ！！』









俺が呼ぶとビクッとしてまた逃げようとする。









だから、俺はすぐにAの手首を掴んだ。









「離してよっ！もう私に構わないでよ！そんなに楽しかった？私を遊んで。つまんなかったでしょ？！」









玲「…」








俺は何も言えなかった、確かにAが言ってることは間違いじゃないから。









「ねぇなんとか言ってよ！もうわかんないよ…私どうすればいいのか、大樹だってGENEのこと信じてるんだよ？私もう1人になるのやだよ」









『ごめん…』








俺はその言葉しかでなかった。









「なんで？私をそのターゲットにしたの。」









玲「それは。俺らに興味がなさそうな奴を狙ってそいつを墜とせたやつが勝ちって…でも、もう俺はそのゲームに負けてたんだよ。だって好きになったんだよ、俺。お前のことが…、」









あ…。俺今告白した、よな…。









「なにそれ…また私を遊んでんの？もうわかんないよ。これ以上構わないで。私可笑しくなりそうだから。」


ごめん___

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