ずっと ページ48
『さぁ!やってまいりましたぜ夜ご飯の時間が〜!』
タル「ハハッいつにも増してテンション高いねAちゃん」
卓球を堪能していたらいつの間にか夜ご飯の時間が迫っていたので
借りていた宴会場に向かったらもうご飯が並べられていた
魚が丸々乗っかった刺身の盛り合わせや普段なら滅多に食べない珍しい料理などなど
この宝石箱のような食卓を見て誰が平静でいられようか
『おっお酒もあるじゃ〜ん!さてさてどれから食べよっかなぁ〜』
甘・タル「私がお取りします!/俺が取ってあげるよ!」
『ハモってんの笑う』
甘「Aさんの食事は私がお取りするので、貴方はお気になさらずゆっくり楽しんでください」
タル「いやいや君こそ普段から仕事で疲れてるだろう?ここは俺に任せて先生達と楽しんでおいでよ」
2人がバチバチと火花を散らしているのをよそに結局私は胡桃によそってもらうことにした
個人的に胡桃が1番私の食の好みとか色々わかってくれてるんだよなぁ
ほら、今回も私が食べたいと思ってた料理ドンピシャでチョイスしてくれたし
『てんきゅ〜胡桃!』
胡「どういたしまして〜というか自分で取りなよ!子供じゃないんだから」
『どれだけ歳をとっても心は少女時代のままなのさっ』
胡「はいはい…」
そこからは飲んだり食ったり酔っ払ったりでどんちゃん騒ぎであったがとても楽しい思い出ができた
夜も深まりいつの間にかお開きになって女子と男子で別れて寝室へと戻って行った
ただ私はまだ気持ちが昂ったままで眠れそうにないのでよく魈がいる場所で夜の景色を眺めていた
今日は綺麗な満月で、綺麗な月を見ると平蔵とよく歩きながら見ていたのを思い出す
『…そろそろ稲妻帰るかぁ〜…』
タル「帰っちゃうの?」
『うわっタルタリヤさん!いつからいたんです?』
タル「今来たばかりだよ、俺もまだ眠れそうになくてね」
『そうだったんですね』
タル「それより、本当に稲妻に帰っちゃうの…?」
『うーんそうですね…元々は旅行感覚でこっちに来てましたし、会いたくなった人とかもいるので!』
タル「…羨ましいよ、Aちゃんに会いたいって思ってもらえる人が」
『タルタリヤさんにもいつか思うかもしれませんよ?』
タル「あははっそれは楽しみだなぁ……ねえ、Aちゃん」
いきなり真面目なトーンで話しかけられたので隣にいるタルタリヤさんを見ると
少し悲しげに笑っていた
タル「ずっと好きだよ。」
380人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
花雪(プロフ) - ぱぁさん» いえいえ!こちらこそリクエストありがとうございました!喜んで頂けてよかったです! (2022年11月18日 23時) (レス) id: bc2917c11b (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - うわー!!もう私なんかのリクエストに答えてくれて本当にありがとうございます!!もう最高過ぎてヤバいです(語彙力) (2022年11月18日 3時) (レス) @page49 id: d68a7d500c (このIDを非表示/違反報告)
花雪(プロフ) - セラさん» ありがとうございます!とても励みになります! (2022年11月17日 12時) (レス) @page49 id: 3b60574536 (このIDを非表示/違反報告)
セラ - 初コメ失礼します。このシリーズ大好きです!毎回面白いものをありがとうございます!これからも拝見させていただきます!! (2022年11月17日 8時) (レス) @page49 id: 1c00c5b49c (このIDを非表示/違反報告)
花雪(プロフ) - ぱぁさん» 別垢から失礼します!了解です!温泉編終わったら書かせていただきます! (2022年11月2日 20時) (レス) id: bc2917c11b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:春雪 x他1人 | 作成日時:2022年9月8日 18時