【原神】人は見かけによらず

後日談 ページ40

『はぁー…マジであのお茶許さない…』



なんか一部の記憶がすっぽ抜けてる感覚はあるけど

まさか起きたらタルタリヤさんのほっぺにキスしてるなんて…一体どんな風の吹き回しで…

そしてその肝心のタルタリヤさんは…



『なぁーにニヤけてんですか！！どうせ貴方が私にさせるように促したんでしょ！！』

タル｢酷い言われ様だなぁ…それに関しては否定させてもらうよ、他の2人にも聞いてみるといい｣

『……本当に私からしたの…？』

胡｢うん｣

鐘｢ああ｣

『はぁ〜…マジかぁ…えーショックぅ…』

タル｢そこまで落ち込まれると流石に傷つくんだけどなぁ…｣

『タルタリヤさんにするなんて岩王帝君が○された時並の衝撃…』

タル｢もしかしてAちゃんって俺の事嫌い？？｣

胡｢でもまさか小さい時のAの夢がお姫様とはねぇ〜？｣

『え、なにそれ…てか私小さくなってたの？』

鐘｢ああ、随分懐かしい姿だったぞ
記憶もその当時の記憶みたいだったしな｣

『そういう事かぁ〜…そういやお姫様になりたいとか言ってた時期あったっけ…
なんかの物語を読んでいつか私だけの王子様が来てくれるんだ〜！とか思ってたわ…… 』

タル｢そう！それで俺がAちゃんの王子様になるって契約をしたんだよ！｣

『いやそれこそ嘘だろ』

タル｢いいや言ったね！確かに契約は盛ったけどAちゃんから俺が王子様だって言ってくれたんだよ！｣

『……ほんとに？』

鐘｢まあ一応な｣

胡｢一応ね｣

『なに一応って…ふーん、じゃあタルタリヤさんに期待しちゃおうかなぁ〜』

タル｢え…？｣



私はタルタリヤさんの方へ向いて少し首を傾げた



『期待してますよ、未来の王子様候補さん♡』



我ながら結構あざといのは承知している

そしてタルタリヤさんはというとフリーズしたまま全然動かなくなった



『タ…タルタリヤさ〜ん？おーい…』



本当に全然動かないので手を顔の前で手を振っていると

いきなりガシッと肩を掴まれた

いや力強っ！！



タル｢Aちゃん｣

『は、はい…？』

タル｢抱いていい？｣

『もぎとんぞ』



これにて、私の幼児化事件は終わりを迎えた…

めでたしめでたし…




んなわけあるか！！！

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