【原神】人は見かけによらず

好奇心には抗えない ページ36

『はぁ…こっちはスルーしてあげようと思ったのにどうして自分から突っ込んでくるかなぁ…』



私は目の前に倒れ込んでいるファデュイの女見ながら哀れに思う

あれ…よく見たらファデュイの制服？っていうのかなこれ、ちょっとエ○くね？

色を紫にするあたり狙ってんねこれ完全に



『どこぞの公子様もだけど、ファデュイって○欲強い人多いんか…？
というかこの仮面視界見えてんのかな…ちょっと付けてみよ』



倒れ込んでいる女から仮面を取ってつけてみた

あ、意外と可愛い顔してんじゃん



『あっ結構見える！へぇ〜思ってたよりちゃんとできてんだなぁ…
……ちょっとぐらいだったら、いいよね？』



私はあることを思いつき周りに人がいないかを確認し木陰に女を移動させた

そこで私がした行動とは…



『てってれー！ファデュイなりきりセット〜！おーいい感じじゃん！』



私とファデュイの女の服を交換したのだ

ちょっと着てみたかったんだよね〜この服、着心地意外と悪くないな



『ふふん！これだと顔全然わかんないし私だって絶対バレないね！誰か脅かしに行こうかなぁ…』

｢おいお前！そこで何をしている！｣

『えっうそもうバレ…ってファデュイの人…？』

｢ダメだろう仕事をサボったら！それとも終わったのか？それなら今から北国銀行に行くから
付き合ってくれ｣

『いや…その…』

｢ん？もしや新人か？それなら俺が色々教えてやろう、一緒に来い｣

『だから違…』



待てよ…？これ結構面白いのでは…？やってることスパイと変わんないかもだけど

ファデュイがどんなことしてるのかも知れるし…あともうちょっとこの服着てたいし…



｢どうした？｣

『いえ！なんでもないです！ご指導よろしくお願いします先輩！』

｢あ…あぁいいだろう！じゃあ行こうか！｣

『はい！』



そんなこんなで名前も知らないファデュイの先輩に色々教えてもらった

銀行へ行くのは遅れてしまったが大丈夫だと言っていたので大丈夫だろう

でも何か引っかかるような…



｢ここが北国銀行…というのはさすがに知っているな、では何をするかだが…っ！あれは公子様だ！｣

『公子様だ…？！』

タル｢ん？あぁ君は部下の…｣

｢覚えてもらえてた…！お疲れ様です公子様！｣

タル｢お疲れ様、…隣の子は？｣



んー非常にまずい！これバレたら結構ヤバいよね？でも顔半分隠れてるし服も違うから

ワンチャン大丈夫か…？



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次続きます！

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