4話 ページ4
会議……？というか、まずここはどこなんだ？
てっきりいつもの隠れ穴に来ると思ったのに……それにヴォルデモートは──？奴が復活したのにまだ何も起きていないなんておかしいじゃないか？
僕の退学のことも──……
聞きたいことは、それはもう色々あった。それでも、まず頭の中を過るのは純白だった。
「あ、あの──、A達は……？」
未だ青白い顔のハリーにおばさんは微笑んだ。
「Aもロンもハーマイオニーも、この上の二階にいるわ。会議が終わるまで一緒にお待ちなさいな。それからお夕食よ」
その言葉を聞いて、ヨロヨロと階段を登る。
蜘蛛の巣が張っている薄汚れた踊り場を通って、寝室らしきドアノブに手をかける。
「(取っ手が蛇の形だ──……)」
ここがどこなのか分からないけど、雰囲気はどこかスリザリンを彷彿とさせると思った。
ギィ、とドアが開いた。
その瞬間、肩に掛けられた腕の体温と大きな透き通った声がして、ふわふわとした純白に視界を奪われた。
『──ハリー!!!ロン、ハーマイオニー、ハリーが来た!!ハリーが来た!!!』
──今度こそ、間違いない。Aだ。
✳︎
『ハリーぃぃ……!!』
「あの、A、落ち着いて……」
「ハリー!!あぁ、ハリー、到着した音が聞こえなかったわ!!元気なの？私たちのこと怒ってた？怒ってたわよね、あなたに話したいことが沢山あるの。あなたもそうでしょうね──吸魂鬼ですって!それを聞いた時私──」
「A、ハーマイオニー、ハリーに息ぐらいつかせてやれよ」
やれやれ、という様子でロンがハリーの後ろのドアを閉めた。
「ここは何？」
「本部だよ」
『不死鳥の騎士団。秘密組織だよ』
「ダンブルドアが前回、例のあの人と戦った時作ったの」
「……それ、手紙には書けなかったのかい？」
張り詰めた沈黙。
ロンが申し訳なさそうに話を切り出した。
「手紙に何も書けないこと、僕たち本当に苦しかったんだよ。でもダンブルドアが誓わせたんだ。その──……」
「……僕に何も教えるなって？」
やっと3人と会って、マグル界から魔法界に来ることができて嬉しいと思っていた気持ちがその一言で一気に冷たい何かに覆われた。
僕だけ何も知らなかった。
みんなここにいたのに。僕は何も知らずにマグル界で……。
ハーマイオニーが言った。
「それが最善だとお考えになったのよ。ダンブルドアが……ってことよ」
「ああ」
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Uo(プロフ) - みにちゃんさん» コメントありがとうございます❕ご期待に応えられるよう頑張りますので、これからも気長にお付き合いいただけると嬉しいです…!! (7月2日 14時) (
レス) id: db7e59857a (このIDを非表示/違反報告)
Uo(プロフ) - あんさん» コメントありがとうございます❕本当に遅い更新の作品にお付き合いくださり感謝してもしきれません😖ご期待に応えられるよう頑張ります!! (7月2日 14時) (レス) id: db7e59857a (このIDを非表示/違反報告)
みにちゃん(プロフ) - 本当にこの作品大好きです！続き楽しみにしております！！ (6月22日 20時) (レス) id: a26aae1b30 (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - この作品大好きです!!!!ハリー落ちの作品少ないので、嬉しいです!!!!更新が遅くなっても、ずっと待ってます！頑張ってください!! (6月9日 22時) (レス) @page49 id: fb2b94d4ed (このIDを非表示/違反報告)
Uo(プロフ) - ユリアさん» コメントありがとうございます❕不定期な更新ですが、ご期待に応えられるよう頑張ります😖 (6月5日 0時) (レス) id: d9295642a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とま | 作成日時：2022年9月24日 22時
