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「…あっ、」
永瀬「…お、今日は急いでないねんな」
「そんな、毎日毎日遅刻はしないですよ〜…」
いつもより余裕をもって駅に来たら、
昨日のイケメンくん発見。
「…えっと、昨日は本当にごめんなさいっ、いそいでてあの後すぐ行っちゃって…」
永瀬「えーよ、別に。」
「…んーと、そちらもこの駅が最寄りなんですか？」
永瀬「…いや、昨日はたまたま。今日も来たら会えるかなーと思って」
「…ん？」
永瀬「いや、自分のことやで？ww」
「え、わたし？？」
私に会いに来たってこと？
変な人もいるもんだなー。
永瀬「…てか、あんた気づいてないんやな。」
ため息をつきながら「俺もまだまだや〜」と笑顔を見せるイケメンくん。
ん？どういうこと？
「なにがですか」
永瀬「…や、そのうちわかるわ、」
「…ほう(？)…じゃあ私仕事なので、」
永瀬「あ、まって！」
「？」
突然腕を掴まれてドキッとする。
その直後、何やら恥ずかしそうにそっぽを向くイケメンくん。
永瀬「…えーと、名前だけでも教えてくれへん？」
"「あっ、怪しい奴とちゃうで？！笑」"
すぐさま訂正を入れる。
「…森田Aです、」
永瀬「森田サンね。俺は永瀬廉。」
「ながせれん…」
永瀬「じゃあ、いつかまた会えますように」
「あっ、」
永瀬「ばいばーい」
そう言って、一方的に近くに来たタクシーに乗り込んで行ったイケメンく…じゃなくて永瀬くん。
それにしても…永瀬廉…どこかで聞き覚えがあるんだよな〜…？
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作者名：ゆん | 作成日時：2020年3月12日 23時
