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「……ん、」
平野「あ、起きた？？」
「………」
平野「おいっ、二度寝すんなよ！」
う〜ん、なんか頭いたーい……
あ、そういえば昨日…
「廉くん！！！！！？」
平野「……なんで廉」
「…あれ、いなかった……？」
平野「もうとーっくに帰ったわ、てかいま朝だし」
「……あー、そっかぁ。」
平野「なに。廉が良かった？」
「えっ、ちがうよ？？」
ん？紫耀がいつもに増しておかしい。
「あっ、廉くんに連絡しなきゃっ、」
昨日たしか送ってもらったんだよね？
それに、お会計も済ましてもらってるし、……どうしよう年下くんに奢られちゃったよ
平野「……」
「…ん〜…やっぱお金返したほうがいいよね？」
平野「……いいん、」
「…なんか言った？」
平野「…廉がいいん？」
「…え？？」
今まで目を合わせようとしなかったのに、少し前髪がかかった鋭くて綺麗な目で見つめてくる。
平野「…そうだよな。幼馴染みが平野紫耀だったらキンプリのメンバー誰でも落とせるよな。」
「…え、ちょ、何言ってるの？」
平野「あんだけお酒は弱いって言ってたのに、廉の前では飲むし。なに、わざと酔ってやらしいことでもされたかったの？」
「ち、違うよ？紫耀どうしたの、」
声のトーンがいつもより低い。
…でも、なんで怒ってるのかわからない。
平野「いつ仲良くなったのか知らねーけど、…もとはそれが狙いだったんだろ？こっちに引っ越してきたのも、ひとつ屋根の下に俺がいるのに全く意識してないのも」
「それは違うよ！！？」
平野「もういいよ、そういうの見苦しいから」
パタンっ、
「ちょっ、紫耀！？」
……なんで、なんで、こんなことに。
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作者名：ゆん | 作成日時：2020年3月12日 23時
