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24:しくんだのは、おうじ ページ26

【まふまふ】









最初からわかりきったことだったのに、なんで僕はあんなことを言ってしまったんだろう。


─────


──────────








あの後、僕達は軽音部の練習場所へと向かった。


もちろん、僕とAちゃんは 横並びに歩いているわけじゃなく
僕が歩く数歩後ろにAちゃんがいるという謎のスタイル。



今思えば、Aに軽音部を紹介する、なんてそんな事はしなきゃ良かったんだけど。







軽音部の練習場所、中庭へと向かう。

皆は僕が来たのに気づいて、
「遅かったな」 とか
「どこで何してたんだよ」 とか口々。




少し離れた場所には、

日焼けしないためか、涼むためか、
軽音部を差し置いて木陰に隠れているホノカさんの姿。






「遅れましたー。」







まぁ、そんなホノカさんより、サボろうとしていた僕の方がよっぽどクズか。


すると後ろから歩いてくるAちゃんにいち早く気付いたluzくん。









「あれ、誰か歩いてくるで」

「ん…?」






Aちゃんは生徒会長であるそらるさんの前に立った。

そして僕の方を見ずに言う。









「あの、人手不足と聞いて、それで、あの…裏方やりたいんですけど……。」





もちろん、人手不足は本当のこと。
事前に口合わせした。


ぼくとAちゃんは他人。
人手不足と聞いたAちゃんが、裏方に入ってくるという設定。






当然、人手不足だから
ぼくたちは断れない。



やった、これで毎日

Aちゃんと一緒にいれるんだ。









.

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山下(プロフ) - ゆんたさんの作品が大好きで一文字でも多くゆんたさんの書く文章が読みたいです。もし宜しいのであれば続編を読みたいです。 (3月31日 3時) (レス) id: 12bd432e17 (このIDを非表示/違反報告)
めぞぴあの(プロフ) - 続編、読みたいです… (8月30日 19時) (レス) id: 269b094ab0 (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 続編読みたいです!!!!!!!!!!!!!!!!! (2023年3月25日 9時) (レス) id: 0407d7412e (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - コメント失礼致します。この作品、好みドンピシャです…!ここまで刺さる作品今まで読んだことがなかったので読んでいてとても楽しかったです! (2022年12月31日 17時) (レス) id: cb0bd95209 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃん(プロフ) - コメント失礼します。最高の作品でした。今はパスワードがあって見られませんが、いつか全体公開にしてくださる日を待ってます!!!いつか続編見たいです! (2022年10月31日 23時) (レス) id: 3a7614e975 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆんた | 作成日時:2018年6月19日 19時

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