【名探偵コナン】僕があいした、ただひとりの君へ２【諸伏景光】

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《夜ver.》※気持ち背後注意






正直言って、ソウイウコトしてる時のAはめちゃくちゃ可愛い。




組織に居た頃のハニトラの様子は何度か見た事がある。スコープ越しにな。


あれはあれで彼女の魅力を最大限に引き出していたと思うけど、そこに情が含まれていなかったからだろうか、作りモノ感があったし、俺以外の男に向けるその顔に無意識に嫉妬を覚えていたからか、そこまで心に響く事はなかった。




けれど、オレに組み敷かれている彼女は、めちゃくちゃ可愛い。何度でも言うぞこれは。


キス1つで頬は赤く染るし、耳が弱いらしく音を立てて舌で責めれば可愛い声が漏れる。


形の良い胸は結構ボリュームがあるけど先端は敏感だし、細く引き締まった腰のラインは絶妙な色気がある。


されるがまま、ってワケでもなくて、オレのを頑張って咥えてくれたり(何をとは言わないけど)、いいって言ってんのに飲んでくれたり(何をとは言わないけど！！)、そんでもって終わったあと涙目なのに、良かった？とかオレの事を気遣ってくれたりとか、あぁああもう可愛い何だこの生きもの！！ってなる。


そう、普段の生活の中だけじゃなくて、夜も彼女はオレの事を想って、気遣ってくれる。普通、逆じゃねぇ？って思うけど。




『っ、ヒロ、も、いいからっ』
「んー？さっきからAばっかしてくれるから、オレもお返し」
『...早く、って言ったら？』
「っ、」



思わず胸のあたりを手で抑える。なんか刺さったわこれ、胸にきゅんって。なんか、なんか、カワイイフェロモンみたいなやつ。胸キュンフェロモンみたいなやつ。



だからさ、さっきから可愛いんだって言ってんだろ？




けど、今日はまだだめ。まだ、言わせてないから...頑張れ、オレ...！




「じゃあ、オレの事ちゃんと名前で呼んでよ」
『...ヒロって呼んでる』
「そうだけど、それは愛称だろー？」



言いながらその頬にちゅっとキスを落とす。


そう、一緒に居る中で、少し気になっていたそれ。彼女は、赤井のことは秀一(シュウ)と呼ぶけど、多分そこには親愛みたいなものが含まれている気がするし、降谷の事は思いっきり普通に零と呼ぶ。


だけど、俺の事を景光って呼んでくれたのは、名前の漢字を教えた時の1.2回だけ。




それがどうしても、面白くない。

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