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「(...あれ、もしかしてオレ、このベッドが1つしか無い部屋でAとそれまで2人きりって事か？)」
シャワーを浴び、あまり食べる気にならなかった夕食を詰め込んで、目の前のローテーブルに残ったのは食後のコーヒー2人分。
『Thank you. You don't have to lower the coffee cup.(ありがとう。コーヒーカップは下げなくていいわ)』
「Sure thing.(かしこまりました)」
そう言ってボーイを見送りAがドアを閉めた音に、諸伏の心臓は更にどきりと音を立てる。やばいこれ、もう朝まで誰も来ないって事か、と。
『...お酒でも頼みましょうか？』
「えっ！？」
『だって、コーヒーじゃ目が覚めてしまうでしょう。今夜寝られそう？』
戻ってきた彼女が、ソファで項垂れている彼にそう問うた。
それが、純粋に心配しているのだと言う事は分かっていた。死を覚悟するような出来事があった当日、いつも通り寝付ける者が居たら相当な神経の持ち主だろう。
「まぁ...そうだけど、酒って気分でも無くてさ。サンキューな」
『そう...あぁ、このホテル、要人警護や保護で使ってるところだから、ベッドルームは1つしかないの』
知ってる。さっきバカでかいキングサイズのそれは見てきたし、彼女がシャワーを浴びている間全てのドアを開けて、他に寝室が無いことを確認し、ため息をついたのだから。
『ベッドは貴方が使って。私はこのソファでいい』
「いや、それはちょっと...女の子にそんな事させられないし、オレがココで寝るよ」
『私は3日後、本部に貴方を連れていくっていう任務中なの。それに...女の子扱いしてくれて嬉しいけれど、私多分貴方より歳上よ』
「えっ、」
貴方、レイと同い歳でしょう？貴方達ほど優秀なら、交番勤務は最短で終わっているだろうから、と続けた彼女に、相変わらず頭の回転が速いなと感心する。...正直今は、別の問題にその思考能力を使って欲しかったが。
結果的に、彼女は諸伏の1つ上だった。
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えぬ(プロフ) - ユナさん» 初めまして！いつも楽しく見させていただいてます！あの、新しい小説のリクエストってしてもよろしいでしょうか？ (2022年6月1日 22時) (
レス) id: 619e2b7b7b (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - ムスメ3さん» 見返し！！ありがとうございます(´TωT｀)間が空くと分からなくなりますよね、すいません(´TωT｀)コメント凄く励みになって嬉しいです！ありがとうございますm(_ _)m (2019年10月28日 1時) (レス) id: 5a59395d41 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - 久しぶりに見返しました！とても面白いです！これからも更新頑張って下さい！ (2019年10月27日 23時) (レス) id: 64e9274118 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - ムスメ3さん» コメントありがとうございます！間空いてしまってすみません！イチャついてから完結させますのでまたお付き合い頂けると幸いです！ (2019年10月27日 9時) (レス) id: 5a59395d41 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - どうなっちゃうのか楽しみすぎます！頑張ってください！ (2019年8月24日 22時) (レス) id: a84e4bce58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユナ
| 作成日時：2019年7月29日 11時
