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「...彼女の事が引っかかるのは僕も同じだ。あれはーー黒が似合わない」
「それってどういう、」
「けど、探る必要性が出たら僕がやる。お前はもう深入りするな」
「...オレは、」
「
ぴしゃり、と呼ばれたその名から、重圧が伝わってきて思わず口を閉ざした。
「...お前そんなんで、いざとなったら彼女のこと、撃てるのか?」
「っ、」
「...撃てなくなる前に、引き返せ」
「...分かった」
悪かった、と言えば、分かったならいい、と簡潔な答えが返ってくる。
少し寝ていいかと問うてきた彼に、スーツケースの中身をハンガーに掛けておく旨を伝えたところで、寝息が聞こえてきた。
分かってるよ、
けどさ、お前に似てる彼女が悪いやつだなんて、やっぱり思えないんだ。
ーーいざとなった時に、彼女を撃たなくていい理由。
それを探すのはダメかな、なんて言ったら怒られるから、この気持ちだけは上手く隠し通せますように。
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えぬ(プロフ) - ユナさん» 初めまして!いつも楽しく見させていただいてます!あの、新しい小説のリクエストってしてもよろしいでしょうか? (2022年6月1日 22時) (レス) id: 619e2b7b7b (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - ムスメ3さん» 見返し!!ありがとうございます(´TωT`)間が空くと分からなくなりますよね、すいません(´TωT`)コメント凄く励みになって嬉しいです!ありがとうございますm(_ _)m (2019年10月28日 1時) (レス) id: 5a59395d41 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - 久しぶりに見返しました!とても面白いです!これからも更新頑張って下さい! (2019年10月27日 23時) (レス) id: 64e9274118 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - ムスメ3さん» コメントありがとうございます!間空いてしまってすみません!イチャついてから完結させますのでまたお付き合い頂けると幸いです! (2019年10月27日 9時) (レス) id: 5a59395d41 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - どうなっちゃうのか楽しみすぎます!頑張ってください! (2019年8月24日 22時) (レス) id: a84e4bce58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユナ | 作成日時:2019年7月29日 11時