【銀魂】問題児と同居生活はじめました。

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「入れ」

『うぉっ！？』




校門前まで連れてこられたと思ったらいきなり車に押し込められた。しかもリムジン。




すぐに起き上がると目の前には広々とした空間に大きな白いソファーとテーブルの上にはワインがずらり。


その隣に当たり前かのように座る高杉先輩。






『え、…あ、あの。


どうゆうことですかこれ』




「……」





無視ですか！？シカトですか！？無視なんですか！？








カッチーン




『勝手に連れて来といてそれは無いでしょう。説明してください』








彼は鼻で笑う。




「まあ俺が見込んだだけあるなァ」

『……はい…？』





あの急に厨二出してくるのやめてもらっていいですか。そんなセリフどうやったら出てくるんですか。







「……テメェに頼みてェことがある」と先程とは違う鋭い目線で私に話す。


『な、何でしょうか』









「簡単な話、婚約者のフリだ」







『………は？』






簡単な話？婚約者？え、婚約者ってなにどゆこと。
普通彼女とかじゃなくて？




というかなんで私？


もっと美女いるだろうが。こういう時にお前らのファンこき使えよ。






『あ、あのなんでまた私なんでしょうか…？』

「あ？だってお前元令嬢だろ？」


『え』





え？






『え！ちょ、なんで！は？
て、ていうかち、違いますよ！違いますからね！』


「はあ？この前倒産したホテル会社んとこの一人娘だろうが」

『なっ！！』






なんで？なんでそこまで知ってるの？








「んな驚くことかよ」


『勿論っすよ！』


「俺とお前、昔に一度会ったことがあらァ」


『えっ、…いつですか』



「覚えてねェのかよ



10年前の創立記念パーティー」






10年前…、


創立記念パーティー……








『あ！10年前って確か高杉財閥の創立百周年でしたよね。


……ん？』


「ああ、だから俺とお前は会ったことがあるってわけだ」






『え、ちょまっ。え？』





高杉財閥ってあの高杉財閥？日本中に名を轟かせてるあの？総資産が何十億って言われてるあの？




確か跡取り息子は、








『高杉晋助…』






「んだよ」









鈍すぎんか私。


鈍感なのか私。









とりあえず冷や汗が止まりません。








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