Brand New Heroine 2

#Epilogue ページ6

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_ _ _ _____ 大橋先輩と付き合って1週間。

私は今、少し後悔をしている。

それは何故なら、




『おーい、A〜！』

『今日屋上で、一緒に昼飯食べよなぁ〜』




大橋先輩と付き合うということは、生徒会長謙バレー部のキャプテンと付き合うということ。

…それはすなわち、学校1の人気者と付き合うということで、




「あぁ、ちょっとちょっと！」




_____確実に物凄く、目立つということだからだ。




「ちょっと先輩、しーーー。声が大きいです！」




今日も、2年生の学年中に響き渡る声で、私を昼食に誘い出す彼は、
なに一つ悪びれた様子もなく、ヘラヘラと笑っている。

ただでさえ、" ロミジュリカップル " と噂になってるくらいなのに…。




「…………はぁ。」




まったく、本当に困った人だ。

と、いつも頭を悩まされる。

______けれど、




『はぁ……こうやってAと弁当食べると、めっちゃ美味いなぁ』

『俺、いま世界一幸せや〜』




そうやって、満面の笑みで口いっぱいにご飯をかき込む彼の隣にいられることは、




「ﾌﾌｯ…………大橋先輩って本当に面白いですよね」




_____後悔が1%だとしたら、満足は200%。




『………え？なんか言った？』




彼が隣にいるだけで、不思議と自然に笑顔になれて。

私が笑顔になると、彼はすごく幸せそう。




「……いや、何もないです 笑」

『絶対嘘やん、なんか笑ってるし！』

「……ﾌﾌｯ」

『ほら、笑ってる〜。絶対うそ〜笑』




そんな関係性がずっと続けばいいのに。

いま私は、そんな気持ちで胸の中がいっぱいで、




『次嘘ついたら、今からちゅーすんで？』

『………ん？何？大橋先輩かっこいい？』

『絶対嘘やな！はい，罰ゲーム執行〜』




______一途な彼が大好きなのです。




_____________ _ _ _ Fin.

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