今日:1 hit、昨日:35 hit、合計:76,635 hit
小｜中｜大
#49 ページ49
.
『それなら全然酷くない』
彼はいつもと同じように優しくて、穏やかで、寛大で。
最後に包み込むような笑顔を見せる、そんな人。
『ほら、俺は別に人気者？とかそういうのじゃないけど……』
『俺のせいで橘さんを嫌うやつなんか、俺から嫌ってやるって………そう思うで？』
そして時に強く、時に逞しく、
『ていうかよかった〜、俺ずっと橘さんに嫌われたかと思ってたからさ〜』
私を笑顔にしようとしてくれる道枝くんは
本当にキラキラして輝いて見える。
『嫌いじゃない…ってこと、やんな？』
上目遣いで恐る恐る尋ねてくる彼に、
私は泣きながら激しく頷いて、
『もう、心臓に悪いって〜』
それから、2人の明るい声が屋上中に響き渡った。
_____その時の空は、やけに青が綺麗だった気がした。
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←#48
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 993人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「なにわ男子」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：27 | 作成日時：2022年1月1日 6時
