TO:蠢く ページ47
「ボス、今回何故私たちに干渉してきたんです？」
ここは地球の何処か。
大きな屋敷であることは確かだ。
「……やはり菫は江戸川コナンくんの近くにいるな。」
そういった男の口角はあがっていた。
「……！目的の女が近くに潜んでるんですか？」
Rumは目を見開いた。
「ああ。彼女らしい行動だよ。」
男は楽しそうだ。
Rumにはその所為が不気味に見えた。
「俺が彼女に会いに行くのはまた今度だ。まずは裏取りしようかな。」
「……ジンあたりに命令しますか？」
Rumはそう聞いた。
「いや、ジンの顔を菫は知ってる。警戒するかもしれない。」
「では私が……」
「いやいい。カサブランカに頼むよ。彼女知らないだろうから。｣
すると立っていた男の中から1人が出てくる。
「貴方が私を使うの珍しいですね。」
その男の顔は無表情で感情が読み取れない。
「君は順応だし、菫とも面識がないから動かしやすいんだよ。まぁ彼だけではなく別のメンバーにも頼むけどね。」
2人はしばし見つめあった。
「それで、なにをすればいいんですか？」
カサブランカが聞くと男は答えた。
「江戸川コナン、沖矢昴、……そうだなバーボン辺りにも探りをいれてくれるかな？必ず近くに菫はいるはずだから。」
「居たらどうすればいいんですか？」
「報告するだけでいい。あとはこっちでやる。」
カサブランカは「分かりました。」と了承すると部屋の外へ出ていった。
「もうすぐ手に入る。旧APTX4869が。」
男は嬉しそうな笑みを浮かべるのだった。
さて、カサブランカはこれをどうおもっているのだろうか。
カサブランカの顔は酷く冷酷なものだった。
「……誰が菫ちゃんをよこすかよ。」
絞り出すようにカサブランカは言った。
「何のためにあの少女を隠したと思ってる？」
ドンッ！
カサブランカは壁を強く叩いた。
「リンの忘れ形見を渡してなるか。」
強い口調でカサブランカは言い放つのだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 333人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
チョコミント(プロフ) - 露里唄さん» コメントありがとうございます。これで腹筋が鍛えられますね（？）それにしても夢主しか見えないので生き地獄でしかありませんね😂 (2023年2月11日 9時) (
レス) @page44 id: 5f4119665c (このIDを非表示/違反報告)
露里唄(プロフ) - 更新お疲れ様です。同期組のボケ、ツッコミ、合いの手……面白くって腹筋が痛いですwww見えない人達の前だから反応出来ない夢主ちゃん大変ですね😂 (2023年2月10日 21時) (レス) @page44 id: ed5a0d137f (このIDを非表示/違反報告)
チョコミント(プロフ) - 露里唄さん» お気遣いありがとうございます。(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)楽しみにしていただけるなんて光栄です。寒暖差が激しいので露里唄様もお気をつけください。 (2023年2月10日 12時) (レス) id: 5f4119665c (このIDを非表示/違反報告)
露里唄(プロフ) - 更新有難うございます。赤井さんが夢主ちゃんとスコッチの関係を探る回、どんな話になるか想像が出来なくて楽しみです。体調にはお気を付け下さい。 (2023年2月9日 21時) (レス) @page43 id: ed5a0d137f (このIDを非表示/違反報告)
チョコミント(プロフ) - 鈴桜(元シオン)さん» コメントいつもありがとうございます！夢主にはせっかくなので活躍してもらおうとおもいます！！ (2023年2月8日 8時) (レス) id: 5f4119665c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：チョコミントゼリー | 作成日時：2023年1月10日 19時
