非日常？？Part2 (ページ19)

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非日常69日目＊JM ページ19

JK『おなかいっぱい～……』

大きくなったお腹をさすってぐでんとする愛しのマンネを横目に、キッチンへ入るAを追う

JM『手伝うよ』

『ん、いいよ、休んでて。鍋だと楽なの』

JM『ううん、手伝いたいの』

『そうなの？じゃあ洗うから拭いてくれる？』

JM『わかった！』

Aが隣でお皿をカチャカチャと洗うのを見てふと思った

横顔…綺麗だなぁ

まつ毛、長いなぁ…

色も白いし

唇もぷっくり…

『ジミナ…？』

JM『え？』

『いや、これ、拭いて？』

JM『わかった！』

クスクス笑う姿も可愛い

かわいいなんてものじゃない、愛しい…

僕も本当はAが好きなんだ

ジョングガがわかりやすいから

Aがジョングクに本気でときめいて照れちゃってるから

僕に勝ち目がないって分かっちゃってるから

だから言えないけど

僕だって、こんな気持ちになるなんて全く思ってもなかった

でも…

JM『A、今日も…ジョングガと寝るの？』

『え？』

JM『ん？』

ほらまた、顔真っ赤にして

なんでそれで自覚してないんだろう

僕が悲しいやつみたいじゃないか

JM『ねぇ…』

『ん？』

JM『ちょっとだけ、ぎゅーして』

『……え？』

キョトンとするA

そんな姿でさえ愛おしいと思う僕は馬鹿なのかな？

JM『…ん、ぎゅって、して？』

『え、と…うん』

オドオドしながらも広げた腕の中にすっぽりと入ってくれる

優しい温もりが僕を包む

Aの背中に回した腕に力を込める

Aもまた、僕の背中に

心地いい

ずっと、この時間が続けばいいのに

ライトにあたるのも好きだけど、armyに会うのも好きだけど

それでもここにいたいと、

あと少しでいいからここにいたいと思う

JK『なにしてんの？ヒョン』

『…！？ジョングク…！』

背中に回っていた手がぱっと離れる

そんなに、ジョングクに見られるの嫌なんだね

じゃあもうどうにも無理じゃん

分かりきってたことだけど、改めて感じると結構辛いね

離れようとするAを引き寄せてもっとぐっと力を込めた

『え、と、パクジミン？』

JM『別にいいだろ。なにしてても』

JK『…』

寝る時はお前が独り占めするんだから。

今くらいは……